1. トップ
  2. 恋愛
  3. スーパー&コンビニ店員、知られざる「ドラマ」とは?言葉の通じない外国人客、理不尽クレームにも対応(涙)

スーパー&コンビニ店員、知られざる「ドラマ」とは?言葉の通じない外国人客、理不尽クレームにも対応(涙)

  • 2025.6.7

求められる能力は多岐にわたる?

コンビニ、スーパーのイメージ
コンビニ、スーパーのイメージ

レジに立っているだけに見えるかもしれませんが、スーパーやコンビニの現場には日々さまざまなドラマがあります。外国人のお客さんへの対応や、商品名が分からない中で正解を探るやりとり。悪くないのに謝るしかない場面や、休憩中にヘルプを頼まれることも……。そんな現場の“あるある”を一部紹介します。

外国人のお客さんに言葉が通じないとき、頼れるのはジェスチャーと表情だけ。レジ袋を広げて見せたり、レンジを指差してお弁当を温めるの仕草をしてみたり。金額はレジ画面を見せ、YESやNOはうなずきや首振りで伝えます。

混んでいると焦るけど「Thank you」と返された瞬間、伝わった! とホッとします。通じ合えたときのうれしさはひとしお。これも、レジ係だからこそ身に付くのコミュ力の一つです。

「昨日ここで買った黄色くて丸いやつ、ある?」。そんなフワッとした質問をされることが、実はけっこうあります。手掛かりとなるのは、お客さんのあいまいな記憶だけ。あとは、自分の推理力で答えを導き出すしかありません。

「もしかして……これですか?」と差し出して「そう、それ!」の一言がもらえたときは、ちょっとした快感です。現場での経験と直感が、意外と頼りになる場面です。

品切れや配達の遅れ、メーカー都合の欠品。一スタッフの責任ではないにも関わらず「なんでないんだ!」と怒られることもあります。丁寧に説明しても「話にならない」と突っぱねられて、謝るほかどうにもなりません。

仕方ないと分かっていても納得できない気持ちが残り、退勤後の帰り道でどっと疲れが出てしまうことも。理不尽だからこそ、割り切ってキレイさっぱり忘れるとは早々なりません。

ようやく休憩に入って、お弁当のフタを開けた瞬間、「ごめん、レジ入ってもらっていい?」と声が掛かることもしばしば。店内が混んでいたり、スタッフの病欠などで人手が足りなかったりするのは、よくあることです。

毎度のこととはいえ「休憩ってなんだろう?」とちょっと虚しくなります。結局おなかはすいたまま、どうにか気持ちを切り替えて店頭に立つ午後もあります。

単調に見えるスーパーやコンビニの仕事も、実は判断力や気配り、そして忍耐力が求められる場面の連続です。お客さんの一言や思いがけない状況にときに翻弄されながら、それでも店内で頑張るスタッフたちがいます。

今日あなたが立ち寄った店のレジの奥でも、こんな“小さなドラマ”が繰り広げられているかもしれません。

(奏かえで)

元記事で読む
の記事をもっとみる