スーパー＆コンビニ店員、知られざる「苦労」とは！？客から “暴言” を吐かれることも（涙）

誰もが利用するスーパーやコンビニ。その現場で働くスタッフたちにとって、ちょっと驚く出来事や思わず落ち込むような一言を向けられる経験は、しばしば起こることです。スタッフたちが実際に体験した、ちょっと変わった＆しんどいエピソードとは――？

「いらっしゃいませ」や「ありがとうございました」がすっかり口癖になって、仕事以外でも無意識に言ってしまうことがあります。

買い物中に他の店員の「いらっしゃいませ」が聞こえると、つい反射的に口に出してしまったり、客側なのに「ありがとうございました！」と元気よく言ってしまったり。店員と目が合ってちょっと気まずくなることもありますが、あとで笑い話になる“接客あるある”の一つです。

「レジ袋はご利用ですか？」「何枚にしますか？」。何気ないこのやり取りが、ちょっとした心理戦に発展することがあります。

どう見ても2枚は必要そうなのに「1枚で大丈夫です」と節約モードのお客さん。「入り切らないかもしれませんが……」と声を掛けても「大丈夫です」ときっぱり。

ところが実際に詰めてみると入り切らず「すみません、もう1枚もらえますか」と遠慮がちに言われることもあります。内心「やっぱり」と思いつつ、笑顔でレジ袋をお渡しするのがプロの店員です。

たばこの銘柄を早口で言われ、聞き返すと「耳おかしいのか？」とにらまれることもあります。商品名を聞き取れずに確認すると「それぐらい分からないの？」と、あきれた顔をされることも。

騒がしい店内やマスク越し、小声のお客さん……。間違いがないように確認したいだけなのに、理不尽な一言が心に刺さります。落ち込みそうになっても、何とか笑顔でやり過ごす。店員たちの笑顔の裏には、かみ締めた悔しさがほんの少々隠されています。

店員の仕事は、レジ打ちだけではありません。品出しや検品、清掃、クレーム対応。コンビニなら公共料金の支払いや、宅配の受付もあります。気を張る場面も多く、体力的にも決して楽ではありません。複数の作業を並行してこなす、マルチタスクの連続です。

それなのに「誰にでもできる仕事でしょ？」と言われてしまうのが、この仕事のつらいところ。いつでも便利に買い物できる日常は、こうして必死に支えるスタッフたちがいてこそなのです

毎日のように人と接するスーパーやコンビニの仕事には、思わず笑ってしまう体験もあれば、ぐっとこらえる場面もあります。どんなに理不尽な言葉を投げられても、笑顔を絶やさずに対応する店員たち。その頑張りが、ライフラインの一つを支えてくれているのことを時には思い出してみてください。

続く後編では、さらに印象的なエピソードをお届けします。

（奏かえで）