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【アスパラガス】実は疲労回復によい?“簡単”保存法&調理法を管理栄養士に聞いた

  • 2025.6.4
「アスパラガス」の栄養とは…
「アスパラガス」の栄養とは…

5月を過ぎ、スーパーなどで「アスパラガス」が安く買えるようになりました。みずみずしい緑色で、さまざまな料理に彩りを与えてくれるアスパラガスですが、実は疲れを取るのに効果的な野菜の一つです。そこで、今回、栄養素とおいしく食べる方法などについて、管理栄養士の浜本千恵さんに聞きました。

“疲労回復”効果大のビタミンB1がとれる食材と料理

Q.アスパラガスには、どんな栄養素が含まれていますか?

浜本さん「アスパラガスの栄養として特筆すべきは、アスパラギン酸というアミノ酸の一種です。名前に“アスパラ”とつくように、アスパラガスにはアスパラギン酸がとても豊富に含まれています。アスパラギン酸は、疲労物質である乳酸の分解を促進したり、エネルギー源であるグリコーゲンの生成も促進するため、疲労回復効果がとても高い栄養素です。スタミナドリンクにもよく使われているほどで、体に疲れがでやすい“5月病”や“6月病”にぴったりの食材だと思います」

Q.栄養素を効率的にとる調理法や食べ方を教えてください。

浜本さん「アスパラガスに含まれるアスパラギン酸をしっかりとり、疲労回復効果を狙うのであれば、ビタミンB1が含まれる食材と一緒にいただきましょう。ビタミンB1も、疲労回復効果の高い栄養素で、一緒に食べることでより効果が高まります。ビタミンB1が豊富な豚肉と合わせて調理するのがおすすめです。

調理方法は、長時間加熱したり、ゆでたりすると栄養素が壊れてしまうため、サッと火を通すか、電子レンジ調理が向いています。また、収穫から時間が経つと、下の方が筋っぽくなってくるので、購入したらなるべく早く食べる方がよいです。筋っぽく固くなってしまった場合は、固い部分をピーラーで削ってから調理しましょう」

Q.食べる時の注意点について教えてください。

浜本さん「アスパラガスを選ぶ時は、穂がみずみずしく、切り口がなるべく変色していないものを選びましょう。全体的に緑色が濃く、茎は太めで穂先がピンとしていると、新鮮で栄養がしっかりあると思います。束で購入して食べきれない時は、切り口を乾燥させないように保存してください。水を入れたコップに差すか、濡らしたキッチンペーパーを切り口に巻いてラップをして、立てて冷蔵庫で保存すると、おいしさが長持ちしますよ」

※ ※ ※ 疲労回復の効果が期待できるアスパラガス。上手にレシピに取り入れて、寒暖差が激しいこの時期を乗り切りましょう。

オトナンサー編集部

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