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大人が意外と間違える数学「18÷2×(1+2)」→正しく計算できる?

  • 2025.6.14
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「小学校レベルの計算なら余裕」と思っていませんか?

最近では、スマートフォンの電卓に頼ることが多く、ちょっとした計算も自分でやらずに済ませてしまいがち。その結果、気づかないうちに計算力が低下している人も増えているようです。

今回は、そんな現代人がつまずきやすい計算問題に挑戦して、計算の基本ルールを再確認してみましょう!

問題

次の計算をしなさい。
18÷2×(1+2)

この問題、うっかり「3」と答えてしまった方は要注意!

ポイントは、計算の“順序”にあります。どこから計算すればよいのか、しっかり考えてみましょう。

解答

正解は「27」です!

計算順序を間違えてしまった人は、間違った答えにたどり着いてしまったかもしれませんね。

次の「解説」でしっかり復習していきましょう!

解説

それでは、正しい解き方を見ていきましょう。

まず、四則演算は次の順で計算します。

(1)カッコ内の計算
(2)掛け算・割り算の計算
(3)足し算・引き算の計算

今回の与えられた式は以下のとおりです。
18÷2×(1+2)

最初に計算するのは、もちろんカッコの中。

1+2=3

これで式は以下のようになります。

18÷2×3

ここから、掛け算と割り算を計算します。
「掛け算と割り算は、左から順に計算する」というルールがあるため、まず割り算から計算しましょう。

18÷2=9

次に、

9×3=27

したがって、答えは「27」となります。

よくある間違い

掛け算と割り算の式を見ると、「順番を変えても同じ結果になる」と考えてしまいがちですが、これは間違いです。

たとえば、次のように計算してしまうと…

誤った計算例:
  18÷2×3
=18÷6
=3

このように、割り算の順番を後回しにしてしまうと、まったく別の答えになってしまいます。

掛け算と割り算が混ざる式では、必ず左から順に計算するのがルールです。

カッコから先に計算する、掛け算・割り算は足し算・引き算より先に処理する、というルールは多くの人が知っていますが、「掛け算と割り算の順番」については意外と見落とされやすいポイントです。

式の工夫も大切ですが、基本ルールをおさえていないと、間違いにつながるので注意しましょう。

まとめ

スマホの電卓は、計算の順序も含めて正確に処理してくれますが、自分の頭で考える力を鍛えておくことも大切です。

電卓に頼らず計算する習慣を身につければ、思考力や集中力のトレーニングにもなります。

ぜひ、他の計算問題にも挑戦して、計算力をアップさせていきましょう!

※当メディアで紹介している数学問題には、複数の解き方が存在する場合もあります。今回はあくまで一例としてご紹介しています。


(監修):SAJIMA
日本国内外の学校、学習塾で数学・理科の講師として幼児から高校生までを指導。現在はフリーランスとして独立し、オンラインを中心に授業を展開している。子供への学習指導だけでなく、大人向けの数学講座も開講し、算数・数学の楽しさを広く伝える活動を行っている。日本数学検定協会認定「数学インストラクター」


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