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朝ドラで視聴者が“待ちわびていた展開”に歓喜の声「長かったですね」「やっとか」 『あんぱん』【1週間解説】 

  • 2025.7.27
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『あんぱん』第17週(C)NHK

今田美桜がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説『あんぱん』は、第17週「あなたの二倍あなたを好き」が放送中。東京での暮らしがはじまったのぶ(今田美桜)は浮浪児の取材に奔走する。一方で西日本で大地震が起き、嵩(北村匠海)の消息が途絶えてしまう。各話の見どころと、次回のあらすじを視聴者の声と共に紹介していく。

また渡せなかったハンドバッグ

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『あんぱん』第17週(C)NHK

のぶは、いつか東京に行きたいと語る嵩に「先に行って待っている」と伝え、高知新報を離れる。その夜、琴子(鳴海唯)から「気持ちを伝えないままでいいのか」と問われた嵩は、思い立ったように外へ飛び出す。

翌朝、赤いハンドバッグを抱えた嵩が若松家を訪ねてくる。「それ…もらってほしくて」と言う嵩からハンドバッグを受け取った羽多子(江口のりこ)は照れ笑いを浮かべるが、のぶへの贈り物だと聞き「あてにくれたのかと思うて、心臓ドキドキしたわ」と笑う。既にのぶが乗る列車は出発してしまい、嵩はハンドバッグを渡すことができなかった。

視聴者からは「嵩、いっつも遅いねん」と言う声や「羽多子さんがはにかんでいるのが可愛くて」「ハタコさんのボケ笑わして頂きました」「羽多子さんに座布団1枚ですね」など、羽多子のお茶目さにコメントが多く寄せられている。

嵩の絵は人の心を動かす

嵩はのぶにハンドバッグを渡せなかったことを悔やんでいた。蘭子(河合優実)から「なぜ想いをぶつけないのか」と問われ、羽多子は「次郎(中島歩)に気を遣っているのでは」と指摘するが、嵩は「もう一人、かなわない相手がいる」と答える。嵩は、同じくのぶに思いを寄せていた千尋(中沢元紀)に気兼ねしていたのだった。

一方、のぶは東京で働き始め、再会した八木(妻夫木聡)から「嵩の絵は人の心を動かす」と聞き、胸が熱くなる。

西日本を大地震が襲う

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『あんぱん』第17週(C)NHK

月刊くじらの1月号の付録を担当することになった嵩だが、スランプ状態で全く筆が進まない。そんな嵩を励まそうと、東海林(津田健次郎)は嵩に、大阪の新聞に掲載されていた手嶌治虫作の連載漫画を見せる。学生が描いたと言うその漫画の出来の良さに、嵩はさらに落ち込んでしまう。

この展開に「漫画の神様このような形で初登場」「まさかの“手嶌治虫”のワードが出て、朝から沸きました」「ついに登場か」と今後の展開に期待する視聴者が続出している。

のぶが上京して2か月。昭和21年12月、西日本で大地震が発生する。現地との連絡が途絶え、不安のなか家族や嵩の無事を祈るのぶ。混乱する高知新報では、琴子が散乱した編集室を片づけ、東海林と岩清水(倉悠貴)が厳しい表情で戻ってくるが、そこに嵩の姿はなかった。

やっと気づいた気持ち

地震から2日が経ち、高知と連絡が取れない状況にのぶは落ち着かない。八木は「嵩は死なない」と言い、戦地での出来事を語り始める。のぶはその話を聞き、嵩の存在の大きさに気づく。同じころ、高知でも東海林らが嵩を案じていた。すると嵩が突然現れ、連絡がなかったことを咎める東海林に、予想外の返答をする。

ようやくのぶと嵩の思いが通じあった展開にSNSではのぶがやっと自分の気持ちに気づきましたね」「長かったですね」「やっとかー」など歓喜の声が多く上がっている。

のぶの元を訪れたのは

のぶは嵩にひどいことを言ってしまったと八木に打ち明ける。一方、元気をなくした嵩を気遣い、羽多子たちは手料理を振る舞う。

蘭子の「好きな気持ちをなかったことにしないで」という言葉が胸に残り、嵩は夜の編集室で黙々と表紙の絵を描き始める。2日後、のぶが心の空白を抱えながらガード下で子どもたちと過ごしていると、そこに近づく人影が現れる。


連続テレビ小説『あんぱん』毎週月曜〜土曜あさ8時放送
NHKプラスで見逃し配信中