「まさかここまで毎話面白いなんて」「ハマるの数年ぶり」“ありがちな奇跡”が起こらない最終話に絶賛の嵐【火ドラ・イレブン】

カンテレ・フジテレビ系で毎週火曜よる11時に放送されている火ドラ・イレブン『パラレル夫婦 死んだ“僕と妻”の真実』の最終話が、6月17日（火）にオンエアされた。本作は、事故で命を落としたはずの夫婦が、「1日3分間、部屋の中でだけ再会できる」という“数々の制約に縛られた奇跡”のなかで、「互いの死の真相」と「不倫の裏側」に迫っていく、再生と謎解きを描いたラブミステリードラマ。夫・並川幹太を伊野尾慧、妻・並川なつめを伊原六花が演じている。

最終回

なつめ（伊原六花）との別れを決意した幹太（伊野尾慧）は、自らの手でトースターを壊すという行動に出る。その真意を知らない田村（松倉海斗）は、飄々と振る舞う幹太の態度に怒りをあらわにする。しかし幹太の心の奥には今もなつめへの想いが残っており、近づく出産予定日を前にして不安を募らせていた。

一方、壊れたトースターは守谷（八嶋智人）たちのもとに渡る。幹太の無理を見抜いた彼らは修理を試みるが、トースターの型があまりにも古く、対応できる業者がなかなか見つからない。

その頃、産休に入ったなつめは、大きなお腹を抱えながらある老婦人の行方を追っていた。過去に「同じ型のトースターを持っている」と話していたその女性を探し出せば、再び“ミックス”が起こせるのではないかと信じていたのだ。

ミックスの終わり

現実に向き合おうとしない幹太をよそに、職場の仲間たちは壊れたトースターを直そうとあらゆる手を尽くすが手立てが見つからない。田村が、近所の町工場にいるゴッドハンドの修理工のおじいさんに頼んで直してもらうことができた。田村や職場の全員に背中を押された幹太が「もう一度なつめに合わせてくれ」と願うとミックスの時間が訪れた。

最後に過ごす2人の時間。「なつめに出会えて本当によかった。そうた（赤ん坊）に会えてよかった」と伝える幹太。なつめは「どんな形でもいいから、幸せでいて。そうしたら、私たちも幸せだから」と言う。お互いに「大好き」と告げてキスをした瞬間、ミックスに終わりが訪れる。その日を最後に、ミックスは2度と起きることはなかった。

2人が暮らしていた部屋のリビングで幹太がジャケットを脱ぐと、桜の花びらがふわっと舞う。すると、ソファーに座るなつめの目の前に、花びらが現れる。なつめは花びらを愛しそうに見て、ソファーの端を向くとその先には別世界の幹太が同じように向かい合って座っていた。お互いからは見えていないはずだが、そうたが幹太に手を伸ばす仕草をしていることもあって、切なくも微笑ましいラストシーンとなった。

放送後、SNSでは「1話から最終話までずっと最高でした」「大好きな作品がまた一つ増えました」「赤ちゃん抱っこするシーンでなつめに感情移入しすぎて号泣した」など多くの感想が上がっている。また、“二度と会えない”という結末に「ありがちな奇跡のラストじゃなくて、切ないけどよかった」「切ないけど前向きなラストで素晴らしかった」など絶賛の声もあった。

また、幹太の世界では田村と辻（齋藤なぎさ）が恋人のような距離感で手を繋いでいる姿が写っていたことにも視聴者から「田村と莉子ちゃん恋人つなぎ？？（はっきり見えなかった）してて叫んだ」「莉子ちゃんと幸せになってくれ〜」など注目を集めている。

可愛い撮影裏に反響

公式Xでは撮影の裏側の映像が投稿され、話題になっている。齋藤なぎさと八嶋智人が猫のぬいぐるみを動かして遊んでいた。齋藤が八嶋のオーダーを受け、ぬいぐるみを使って可愛らしく「大好きだにゃん」と言い、八嶋もノリノリで「大好きだにゃー！」と言うものの、うしろでスタッフが打ち合わせしており「あ、ちょっとしー！打ち合わせしてるから」と八嶋はおどけて反省。これに被せた伊野尾がさらに大きい声で「大好きだにゃー！！」と言い、すかさず八嶋に「しー！しー！打ち合わせしてるから」と叱られるという微笑ましい一コマだ。

この様子に「可愛すぎやろーー！」「3人とも可愛くてたまらない！」「主演の伊野尾さん怒られてる（？笑）の シュールで」「円盤のメイキングが楽しみすぎる」など、ドラマファンからのコメントが寄せられている。

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カンテレ制作・フジテレビ系 火ドラ・イレブン『パラレル夫婦 死んだ“僕と妻”の真実』 毎週火曜よる11時