『ONE PIECE』“異例の強さ”で魅せた…“最強クラスの悪魔の実”の能力者【３選】

『ONE PIECE』に登場する悪魔の実の能力は、基本的に“能力者が気絶すると解除される”とされています。例えば“ホビホビの実”は、触れた相手をおもちゃに変えるチート級の力を持ちながらも、使用者が気絶すれば効果は解けてしまうという明確な弱点がありました。

しかし作中には、気絶しても能力が維持される異例の悪魔の実が存在します。今回は“気絶しても、海やマグマに落ちても能力が持続する最強能力者3名”を紹介します。

※本記事は、112巻までのネタバレを含みます。

ルフィ（ゴムゴムの実／ヒトヒトの実幻獣種モデル“ニカ”）

ルフィの能力は、体がゴムそのものの性質を持つ“ゴムゴムの実”――正体は“ヒトヒトの実幻獣種モデルニカ”によるものです。

悪魔の実の宿命として海には弱いのですが、“アーロンパーク編”でルフィは足に石を縛り付けられたまま海へ沈められてしまいました。気を失い、絶体絶命の状態に追い込まれますが、仲間のノジコとゲンがルフィの首を伸ばして水上に引き上げ、空気を吸わせることで命を救います。

この場面で重要なのは“気絶中でも海中でもルフィの体は伸び続けていた”という点です。つまり能力が解除されることはなく、仮に気絶中に銃で撃たれても弾丸は跳ね返る――そんなタフさを持つ、まさに“最強クラス”の能力者と言えるでしょう。

ビッグ・マムが操る“ソルソルの実”は、あらゆる生物の魂を奪い取り、物や動植物に分け与えて“ホーミーズ”として従わせる能力です。

ワノ国編では、ビッグ・マムが百獣海賊団・キングの攻撃で海に落ち、気を失い記憶を失ってもホーミーズは消えることなく存在し続けました。さらに彼女がマグマに沈んだ後も、雷雲のホーミーズ“ゼウス”が宴の場に登場しています。

これは“ビッグ・マムの生死に関わらず、ホーミーズは活動を続けられる可能性がある”ということを示しています。今後、彼女の意思を継ぐホーミーズが物語に再登場する可能性もゼロではないでしょう。

ゲッコー・モリアの“カゲカゲの実”は、相手の影を奪い取り、死体に宿すことで忠実なゾンビ兵士を生み出す能力です。影は“もう一つの魂”とも言える存在であり、奪われた者は日光を浴びると消滅してしまいます。

この能力はビッグ・マムの“ソルソルの実”に似ていますが、ソルソルの実では死体に魂を入れることはできず、逆にカゲカゲの実では自然物に魂を宿せないため、互いに補完し合う関係といえます。

重要なのは、モリアが気絶してもゾンビたちの活動は止まらないという点です。影を取り戻すには“塩や海水を飲ませる”“ゾンビを完全に焼き尽くす”“モリア自身が命令を解除する”といった方法しかありません。つまりこちらも気絶＝能力解除にはならない強力な実なのです。

気絶しても能力が消えない最強クラスの悪魔の実は――

この3名の能力でした。

今後、どのような条件で“能力が解除される／されない”が決まるのか、そのメカニズムが作中で明かされるのを楽しみに待ちたいですね。

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