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『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』はシリーズ最後の作品なのか?

  • 2025.5.29
『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』は公開中。
Mission: Impossible - The Final Reckoning『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』は公開中。

1996年に公開された『ミッション:インポッシブル』からおよそ30年に渡るシリーズの集大成とされ、タイトルにも「ファイナル」と明記された『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』。果たして本当にシリーズ最後の作品なのか。キャストのコメントから探ってみる。

シリーズ第6弾『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』(2018)でCIA長官として初登場、最新作では大統領になってカムバックを果たしたアンジェラ・バセットは、『PEOPLE』のインタビューでこう話す。「(トム・)クルーズ氏を我々がせかすことはできないし、自分から離れることもできません。彼はいつでも素晴らしい冒険を追い求め、観客がまさに追い求めているものを提供してくれます」。 ずばり本作が完結編になる可能性について、「私は決してそうは思いません」と言い切る。

Mission: Impossible – The Final Reckoning

では、第3弾『M:i:III』(2006)からベンジー・ダンを演じてきたサイモン・ペッグの意見はどうか。「絶対ないとは言いません。言いたいことはわかるでしょう? これが僕の人生ルールです」と断ってから、続けて撮影された『デッド・レコニング』と『ファイナル・レコニング』に言及。

「最後の2作品は、合わせて5年かかりました。ですから、さまざまな要因が絡んでくるんです。トムは、完結という概念が好きじゃないんじゃないかな。実際には次回作がなかったとしても、『もしかしたら続きがあるかも……』と思いながら劇場を出る。観客に絶望ではなく希望を感じさせることこそが、最高なんだと思います」

前作に続き、スリの達人グレースを演じたヘイリー・アトウェルは、『ファイナル・レコニング』について、「何かが終わったと感じさせる、とても感動的な結末がありました。それでもトム・クルーズは決してスピードを落とさないし、決して止まらない。それが彼なのです」と評している。

では実際、トム自身は何と言っているのか。お披露目の場となったカンヌ国際映画祭では、「今夜はまず映画を上映させてください。シリーズ30年の集大成のような作品です」とコメント。「とにかく皆さんに観て頂いて、楽しんでいただきたい。我々は撮影中、素晴らしくも楽しい時を過ごしました。皆さんにも楽しんでいただいて、その上ですべてを知ってほしい」と言葉を濁している。

『ローグ・ネイション』から4作品に渡ってメガホンを取ってきたクリストファー・マッカリー監督は、シリーズへのカムバックについて聞かれ、こう答えている。「かなり長い休暇を取った後で聞いてください」

Text: Tae Terai

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