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64年ぶり世界一の戸上隼輔、篠塚大登に贈られる賛辞 カタールで躍動の“とがしの”ペアは「日本男子ダブルスの復活を証明」

  • 2025.5.28
篠塚大登、戸上隼輔(C)ITTF
SPREAD : 篠塚大登、戸上隼輔(C)ITTF

卓球の世界一を決める「ITTF世界卓球選手権ファイナルズ・ドーハ大会(個人戦)」が17日から25日にかけて行われた。日本は4種目でメダルを獲得するなど、各選手が奮闘を見せた。
男子ダブルスで日本勢64年ぶりの金メダルを獲得し存在感を放ったのが戸上隼輔(井村屋グループ)、篠塚大登(愛工大)ペア。偉業を成し遂げた23歳と21歳のコンビに脚光が寄せられている。

■台湾ペアに劣勢も逆転勝利

戸上、篠塚のペアは昨夏のパリ五輪に初出場を果たすなど経験を積み、カタールでの個人戦を第2シードで迎えた。そんななか、3回戦でアイザーク・ケーク、クーン・パン(シンガポール)ペアに3-2で競り勝つなど苦しい試合をものにして決勝へ辿り着いた。
林昀儒、高承睿(台湾)ペアとの決勝では立ち上がりを支配されたなか、戸上の両ハンドでの強打や篠塚の好レシーブが冴え第2、4ゲームを奪取すると、フルゲームの末に逆転勝利。同種目では日本勢64年ぶりとなる金メダルを獲得し、大会最終日にインパクトを残した。
ITTFの公式サイトは偉業を成し遂げた日本ペアに脚光を浴びせており、篠塚には「左利きのシノヅカは安定感を高め、リスクを最小限に抑えて、試合のテンポをコントロールした」と評価し、戸上にも「エンフォーサーとしての役割を担い、爆発的なフォアハンドが決定的な武器となった」とそれぞれのスタイルを評している。
これで戸上、篠塚ペアは1961年大会の星野展弥、木村興治ペア以来の金メダル獲得と歴史的偉業を達成。ITTFは「彼らの戦術的規律、チームワーク、そして世界舞台における日本男子ダブルスの復活を証明した」と賛辞を贈り、日本ペアを称えている。
2028年のロサンゼルス五輪に向けては04年のアテネ五輪以来となる男女のダブルス復活が決まっており、カタールで偉業を成し遂げた戸上、篠塚ペアはアピールに成功した。“とがしの”ペアが日本男子の新たなエースペアに名乗りを上げるのか、注目が集まっていく。

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