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【MLB】大谷翔平に続く7人目の「40-40」達成への期待 カブスで打撃覚醒の“PCA”がMVP級の働きで偉業へ挑戦か

  • 2025.5.28
大谷翔平、ピート・クロウ=アームストロング(C)Getty Images
SPREAD : 大谷翔平、ピート・クロウ=アームストロング(C)Getty Images

今季好調を維持するナ・リーグ中地区首位のカブスで、MVP級の働きを見せるのがピート・クロウ=アームストロング外野手。打点王を争う鈴木誠也外野手や、アストロズから加入したカイル・タッカー外野手らと強力打線を形成している。
メジャー3年目にしてそのポテンシャルを開花させている23歳には、昨年の大谷翔平投手に続く偉業達成も視界に入っている。

■鈴木と打点王争い展開

PCAの愛称で親しまれるクロウ=アームストロングは、持ち味である俊足や強肩を武器に2024年に123試合に出場するなどメジャーの舞台で経験を積んだ。迎えた25年シーズンは中堅手のレギュラーとして迎え、飛躍が期待されていた。
そんななか、今季は開幕18試合目となった4月13日(日本時間4月14日)のドジャース戦で今季1号、2号を放つと、4月に月間打率.312、6本塁打、19打点を挙げてブレイクの兆しを見せる。そして、5月には8本塁打、28打点をマークするなど、ここまでチームメイトの鈴木に続くナ・リーグ2位の49打点を挙げ、打撃でもその才能を開花させている。
そんな“PCA”に期待されるのが「40-40(40本塁打40盗塁)」への挑戦。ここまで55試合に出場し、14本塁打、16盗塁をマークしており、このままのペースを維持すれば年間では41本塁打、47盗塁に到達する。近年では2023年にブレーブスのロナルド・アクーニャJr.外野手が41本塁打、73盗塁をマークし、昨年はドジャース1年目の大谷が54本塁打、59盗塁を記録して史上初の「50-50」を達成した。過去6人しかいない「40-40」達成の可能性にも期待が膨らむ。
4番を任される試合も増えるなど、守備、走塁に加えて打撃でもチー
ムをけん引するクロウ=アームストロング。覚醒の時を迎えた23歳が記録的シーズンを送ることになるかは注目が集まる。

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