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今や死語!?若い世代は知らない?あの頃「朝シャン」が流行った理由

  • 2025.5.28

「朝シャン」はもはや死語!?

「朝シャン」ブームの火付け役の斉藤由貴さん(1987年7月撮影、時事)
「朝シャン」ブームの火付け役の斉藤由貴さん(1987年7月撮影、時事)

朝に髪を洗う行為を指す「朝シャン」。しかし、実は最近の若者にはこの言葉自体が通じないケースも増えているようです。SNSでも、「朝シャンってもう死語になってるっぽい」「昔は『若者の習慣』って感じだったのに、今では若者に通じない言葉になってしまった」と大人世代から驚きの声が。そもそも「朝シャン」がどんな経緯で流行したのか、当時の状況を振り返ってみましょう。

若かりし頃の斉藤由貴さんが出演!CMが火付け役に

1日のスタートにシャンプーをする「朝シャン」には、気持ちがすっきりする、寝癖が直しやすいなどのメリットがあります。一般的な言葉かと思われていますが、実は「朝シャン」が浸透した背景には明確なブームの発端がありました。

きっかけとなったのは、俳優の斉藤由貴さんが広告に出演していた朝専用シャンプー「モーニングフレッシュ」。このCMの中で登場した「朝のシャンプー」というフレーズを、当時の女子高生たちが略して使い始めたのが流行の始まりです。ブームの勢いは凄まじく、1987年には新語・流行語大賞の新語部門・表現賞を受賞したほど。

さらにこの当時、もうひとつ流行ったシャンプー関連の言葉に「ちゃん・リン・シャン」があります。これは、ライオンの「ソフトインワン」というシャンプーのキャッチコピー「ちゃんとリンスしてくれるシャンプー」を略したもの。俳優の薬師丸ひろ子さんがCMの中で「ちゃん・リン・シャン」とつぶやく様子がヒットして、朝シャンに使われるシャンプーの定番としても受け入れられました。

ちなみにこの薬師丸さんのセリフは、タレントの山田邦子さんがモノマネをしたことも人気のきっかけに。山田さんの公式TikTok「クニチャンネル」に掲載されたモノマネ動画には、「懐かしい!大好きでした」「当時と変わらないですね!」などのコメントが寄せられています。

昭和から平成にかけて一世を風靡した「朝シャン」ですが、令和の若者にはあまり聞きなれない言葉なのかも。若者と話すときには、朝シャンと言っても通じないかもと覚悟しておく必要がありそうです。

(LASISA編集部)

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