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【福井県・観光】福井駅からバスで約30分!曹洞宗の大本山「永平寺」で、山本浩未さんが禅の世界を体験!

  • 2025.5.21

雄大な自然や寺社仏閣、 伝統工芸品、海山の幸などなど、まだ知らない福井の魅力を求めてヘア&メイクアップアーティスト・山本浩未さんと旅しました。今回は、きっと一生の思い出になる一期一会の光景に会いに「大本山永平寺」を訪れました。

大本山永平寺

深山幽谷の大本山永平寺で禅の世界を垣間見る

旅をしたら、必ずその土地の寺社仏閣を参拝するという山本さん。曹洞宗の大本山として知られる「大本山永平寺」は、旅程のなかでも特に楽しみにしていた場所です。 福井駅から直行バスで約30分、市内の喧騒とはかけ離れた山深い地に永平寺はあります。寛元2年(1244年)に道元禅師が創建し、いまも雲水(うんすい)と呼ばれる僧侶が修行に励む姿が見られるとあって、世界各地から数多くの参拝者が訪れています。約33万㎡の敷地には70以上の建物があり、なかでも山門、仏殿、法堂(はっとう)、僧堂、大庫院(だいくいん)、浴室、東司(とうす)の「七堂伽藍」(しちどうがらん)は修行において重要な場所。参拝者は廊下や階段で構成される回廊に沿い、これらを巡ることができます。 「見事な天井画が見られる“傘松閣(さんしょうかく)”や永平寺でもっとも古い山門も圧巻ですが、どこもかしこも掃除が行き届いていることに心を打たれました。掃除も大切な修行として開創から約780年間、365日掃き清められているかと思うと背筋が伸びます。七堂伽藍を静かに巡りながら日々の暮らしを振り返り、気持ちがすっきりリセットできました。旅から帰ったら、まず掃除をしよう」

「傘松閣」の2階にある「絵天井の間」。約160畳の大広間の天井を昭和の日本画家144名による230枚の絵画が彩っています。花や鳥の絵の中に5枚だけ動物が混ざっているそうで、ぜひ探してみて。

「七堂伽藍」など多くの建物をつなぐ回廊。

「七堂伽藍」のなかで最大規模の法堂は説法のための道場で、「観世音菩薩」が祀られています。寺のいちばん高い場所に位置し、法堂から眺める景色は格別。

「大庫院」前の大すりこぎ棒。3回さすると料理の腕前が上がるとか。

「山門」は修行僧が入山するときと、修行を終えて下山するときにしか通ることの許されない特別な門。釘や金具を一切使っていない木組み造りも見どころ。/大本山永平寺提供

皇室や新しい住職を迎える際に開かれる「唐門」。/大本山永平寺提供

大本山永平寺
住 福井県吉田郡永平寺町志比5-15
電 0776-63-3102
営 8:30〜16:30(受付16:00まで)
料 大人 ¥700
無休

撮影/天日恵美子 構成・文/早川ちかこ

※素敵なあの人2025年6月号『ヘア&メイクアップアーティスト・山本浩未さんが体験!福井の美意識に触れる旅』より
※掲載中の情報は誌面掲載時のものです。商品は販売終了している場合があります。
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この記事を書いた人 素敵なあの人編集部

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