食通たちが厳選する、定番中華の名店5軒：チャーハン編

パラパラ派、しっとり派、あんかけ派……。中華を代表する人気メニューなだけに、店ごとのバリエーションも幅広い。王道から創作系、変わり種まで、各ジャンルを代表する名店のチャーハンが集結。

赤坂〈赤坂璃宮 赤坂本店〉

・黄身は使わずに卵白だけで作る真っ白で優しい味わいのチャーハン。
・干し貝柱は飾りとしても美しく、その香りで食欲を誘う。
・アスパラガスの食感がよいアクセントに。

パラパラだけでなく、しっとり系のチャーハンのおいしさもあると教えてくれる。（フードジャーナリスト・森脇慶子）

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赤坂璃宮 赤坂本店

広東料理の名店。

住所：港区赤坂5-3-1 赤坂Bizタワーatrium 2F
TEL：03-5570-9323
営：11時30分～14時LO、17時30分～21時LO（日・祝：11時30分～16時LO、16時～20時LO）
休：不定休

神楽坂〈龍朋〉

・旨味が染み込んでしっとりとしたボリューム満点のチャーハン。
・醬油の香ばしさが鼻に抜ける。
・具材はネギと卵、そしてゴロッとしたチャーシュー。

ラードの香る正統派街場チャーハン。ラードにネギとショウガを漬けるのが秘訣。（フードジャーナリスト・森脇慶子）

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龍朋

1978年創業の老舗中華料理店。オープン前から行列を作ることもしばしば。大サイズ1,200円もある。支払いは現金のみ。

住所：新宿区矢来町123
TEL：03-3267-6917
営：11時～22時
休：日曜、月曜は不定休

渋谷〈兆楽〉

・シンプルな卵チャーハンにたっぷりとかかった「ルース」とは青椒肉絲（チンジャオロース）の肉絲のこと。
・甘辛く煮た細切りの豚肉とタケノコの食感まで楽しい。
・最後の一口までずっと熱々。

チャーハンの味がそこまで濃くないので、ルースとの組み合わせで絶妙な味に。（ミュージシャン・小宮山雄飛）

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兆楽

センター街の真ん中で昼夜問わず賑わう店の看板メニュー。ルース焼きそばやルースラーメンもある。

住所：渋谷区宇田川町31-5
TEL：03-3461-6400
営：11時30分～翌2時
休：火曜

西大島〈南インド料理マハラニ〉

・南インド料理店による“インド中華”。
・チャーハンがパラパラなのは、バスマティライスを炒めているから。
・じわりと口に広がる目が覚めるような辛味は爽快感あり。

「インド中華」の名店。カレー風味ではなくインドのチリペーストのホットな味。（〈東京ディープチャイナ研究会〉代表・中村正人）

Information

南インド料理マハラニ

ニンニクが効いた四川風のほか、ベジ1,050円やチキン1,150円、エッグ1,150円とチャーハンは4種類。

住所：江東区大島3-15-29
TEL：03-5875-1564
営：11時～14時30分、17時～22時
休：月曜

錦糸町〈徳武〉

・優しい卵チャーハンを覆うのは、たっぷりのカニ肉と青のり、卵白を混ぜたあんかけ。
・てっぺんには新鮮なウニが鎮座。
・スペシャルでありながらも、どこか親しみを感じる味わいで、またすぐに食べたくなる。

カニ肉あんかけ炒飯のゴージャス版。青のりとウニの相性よし。彩りも美しい。（フードジャーナリスト、ライター・渡辺紀子）

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徳武

土日のディナーは1ヵ月先も予約で埋まってしまうほどの人気店。平日の来店でも予約必須。

住所：墨田区亀沢3-3-9
TEL：03-6381-3557
営：11時～14時LO、17時～21時LO
休：月曜・月2回火曜・月1回水曜

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森脇慶子

もりわき・けいこ／フードジャーナリスト。料理専門誌から女性誌まで、幅広く活躍。フーディたちが毎年注目する『東京最高のレストラン』（ぴあ）の採点者の一人。

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小宮山雄飛

こみやま・ゆうひ／1973年東京都生まれ。ミュージシャン。ホフディランVo & Key。渋谷観光大使も務める。音楽はもちろん食にも精通し、『BRUTUS』酒場特集などにも登場。

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中村正人

なかむら・まさと／日本在住中国語圏の人々の提供する“ガチ中華”を楽しむ〈東京ディープチャイナ研究会〉代表。著書に『攻略！東京ディープチャイナ』（産学社）など。

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渡辺紀子

わたなべ・みちこ／フードジャーナリスト、ライター。本誌をはじめ、様々なメディアで食に関する企画や特集、連載を多数担当。愛称は「P（ぴい）」さん。