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小学生でも分かる問題にチャレンジ!「2+2/3」→仮分数に直すと?

  • 2025.6.14
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算数や数学にはさまざまな用語が出てきます。

日常ではあまり使わないため、学校を卒業してからは意味を忘れている用語も多いでしょう。

今回のキーワードは「仮分数」。さて、どんな意味だったかあなたは覚えているでしょうか。

問題

次の分数を仮分数に直してください。
2+2/3

※この記事では、帯分数をA+B/Cと表しています。

解答

正解は、「8/3」です。

答えを見て仮分数という用語の意味をおぼろげに思い出した人もいるかもしれませんね。

次の「ポイント」で、仮分数の扱い方を確認してみましょう。

ポイント

今回の問題のポイントは、「帯分数の整数部分を分数に直す方法」です。

まずは、仮分数という用語の意味をはっきりさせておきましょう。

仮分数とは、分子が分母より大きいか等しい分数のことです。

仮分数の例:9/4、4/4

分数には仮分数の他に真分数帯分数があります。

真分数とは、分子が分母より小さい分数です。

真分数の例:1/4、3/4

帯分数とは、整数と真分数の和をまとめた分数です。

帯分数の例:1+1/4
※帯分数は本来+を使いませんが、この記事では上の形で帯分数を表しています。
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今回の問題に出てくる2+2/3も帯分数です。

この帯分数を仮分数、つまり分子が分母より大きな(あるいは等しい)分数に変換すればよいのです。

帯分数を仮分数に変換するときは、まず整数部分を分数に直します。今回は整数2を分母1の分数、2/1として表します。

次に、2/1を分数部分の2/3と足します。

分数の足し算では、分母をそろえてから分子どうしを足します。

今回は2/1の分母を3にすれば計算ができます。分数では分子と分母に同じ数を掛けても表している数は変わりませんから、2/1の分子と分母に3を掛けてから足し算をしましょう。

詳しい計算の流れは、次の通りです。

  2+2/3
=2/1+2/3
=(2×3)/(1×3)+2/3
=6/3+2/3
=(6+2)/3
=8/3

これで答えが出ましたね。

まとめ

仮分数の意味や特徴が思い出せたでしょうか。

分数の計算方法は覚えていても、仮分数、真分数、帯分数という用語を忘れてしまうこともあります。というのも、これらの言葉をほとんど使わずに分数の計算はできてしまうからです(今回の問題で仮分数や帯分数の例を見て、「あれのことか」と感じた人もいるかもしれませんね)。

しかし、中には今回のように仮分数や帯分数の意味を知っていないと答えを出せない問題もあります。ときには、計算方法だけでなく算数や数学用語の復習もしてみてくださいね。

※当メディアでご紹介する数学関連記事においては、複数の解法をもつものもございます。あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。



文(編集):VY
数学とIT技術学習が趣味のWebライター。実用数学技能検定2級と数学教員免許を取得後、家庭教師や学習支援スタッフとして数学指導を行ってきた。文系と理系の別、年齢にとらわれない、誰でも楽しめる数学解説作成を目指している。


もう一問挑戦!

どうやって計算するか覚えてる?「(2+1/4)÷(3/8)」→正しく計算できる?
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