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「新幹線になかったのが不思議」JR、猛暑への対応に乗客から賛否「やっとか」「不利かも」

  • 2025.6.30
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出典元:photoAC(画像はイメージです)

猛暑が続く夏の鉄道移動で、「冷房が効きすぎて寒い」と感じたことがある人も多いのではないでしょうか。

そんな中で、JR東海とJR西日本が発表した新たな試みが注目を集めています。なんと、東海道・山陽新幹線「ひかり」号の一部列車で、冷房温度を通常より2度高く設定した「弱冷房車」を試験導入するというのです。

SNSでは「やっと導入されるのか」と歓迎の声が上がる一方で、「自由席だと選べない」「温度差で体調を崩しそう」といった不安の声も噴出。特に夏のピーク時に実施されることもあり、その実用性に注目が集まっています。

はたして、世の中の人はこの“新幹線弱冷房車”の試験導入をどのように受け止めているのでしょうか?SNSの反応を中心に詳しく見ていきます。

試験導入の概要と背景

今回の「弱冷房車」は、冷房の設定温度を通常より2度高くすることで、冷房が苦手な乗客にも快適な環境を提供することを目的とした取り組みです。

対象となるのは、2025年8月1日〜7日、18日〜31日の期間中に運行される「ひかり」号10本。いずれも3号車の自由席が該当します。

利用者からの要望を受けた形での導入となり、JR側は試験的に実施することで、アンケート結果や利用状況をもとに正式導入の可否を判断するとしています。

「冷房が苦手だったから助かる」支持の声

SNSでは、この導入に対してポジティブな反応が目立ちます。

  • 新幹線の冷房がいつも寒すぎて困ってた。こういう車両があると助かる
  • 在来線にはあるのに、新幹線にはなかったのが不思議。やっとか、って感じ
  • 冷房に弱い人、高齢者や子ども連れにやさしい施策だと思う
  • 選べる選択肢があるのはありがたい。体調管理しやすくなる

このように、「寒すぎる新幹線」の印象を持つ利用者にとって、今回の取り組みは“待望の改善”として歓迎されているようです。

特に在来線での導入実績を引き合いに出し、「やっと新幹線も追いついた」と評価する声も見られました。

「自由席なのが難点」懸念の声も

一方で、慎重な声や実用面での不安も多数見受けられます。

  • 混雑してたら、弱冷房車に乗れないのがつらい
  • 他の車両との温度差で体調を崩しそう
  • 弱冷房車ができる分、他の車両の冷房が強くなりそうで怖い
  • 夏場はしっかり冷やしてほしい。暑がりには不利かも

中でも、「自由席であること」や「乗れないリスク」が課題として指摘されています。また、「涼しさを求めて乗る人」からは、弱冷房化の流れそのものに不安を感じる投稿もあり、乗客のニーズが二極化している様子もうかがえます。

今後の焦点は“使いやすさ”と“柔軟性”

試験導入期間が夏のピーク時に設定されていることから、気温の高い時期における“実際の快適性”や“利用のしやすさ”が焦点となりそうです。

また、アンケートを通じて利用者のリアルな声を集める方針も、導入の成否を左右するカギになるでしょう。

JR側は「利用者の声に応える姿勢」を示していますが、冷房の感じ方が人によって大きく異なるからこそ、「選びやすさ」や「案内の分かりやすさ」といった面での配慮も求められそうです。

みなさんはどう考えますか?

今回は、東海道・山陽新幹線で試験導入される「弱冷房車」に対する世の中の人の考えをご紹介しました。

冷房が寒すぎる問題」にひとつの選択肢を提示した今回の「弱冷房車」。歓迎の声と懸念の声が交錯する中で、利用者自身がどのように受け止め、利用するかが、今後の正式導入のカギとなりそうです。

多様なニーズに応える“ちょうどよさ”を目指す新幹線の試み――この一歩が、今後の鉄道サービスのあり方にどのような影響を与えるのか注目が集まります。

みなさんは、この問題についてどのように考えますか?