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パットのイメージは“曖昧”がベスト!プロコーチが解説

  • 2025.5.15

「パットがうまい人はメンタルも強い」といわれるが、大ベテランのティーチングプロ上田栄民は、その定説に異論を唱える。

「技術もそうですが、メンタルもイメージあってこそ。単にメンタルといってもそこにはさまざまな思考が絡み合うため『ゴルフ版ゲシュタルト崩壊』が起こりやすいのです」。

聞けば簡単、想像するだけなら誰でもできる!

パットがすぐに上達するイメージのつくり方をレクチャーする。

構えたらもう考えない!“イメージルーティン”で心の迷いを断ち切る!

パットのイメージは“曖昧”がベスト!プロコーチが解説
距離感のイメージに集中しやすいルーティンワークで迷いなくストロークする

自分が打つ番になったら「距離感のイメージ」だけに集中!

パットで何が一番いけないかといえば、気持ちの整理ができていないこと。「構えてからモジモジしてはダメ」と頭ではわかっていても、余計な思考を片づけておかないといろいろなことが頭をよぎり“ゴルフ版ゲシュタルト崩壊”を引き起こしてミスが生じてしまいます。

そこで心がけてもらいたいのが「イメージルーティン」。要はイメージを高める所作です。ストロークのチェックは、打つ前に済ませておくべきこと。構えてから「ヘッドをこう動かそう」とか「腕をこう振らなくちゃ」などと思考を働かせてはダメ。パットのうまい人たちはイメージルーティンがしっかりできていているから、アドレスへの入り方やストロークなどの所作がスムーズ。いざ打つ順番がきたら頭の中を切り替えて、距離感のイメージだけに集中してください。

カップに正対して素振りする

パットの名手としても知られる鈴木愛や渋野日向子は、最初にカップとボールを結んだ延長線上(ボールの後方)で、体をカップに正対させての素振りを数回繰り返して距離感のイメージを高めている。これは大いにマネるべき!

パットのイメージは“曖昧”がベスト!プロコーチが解説
アドレス位置のすぐ横では素振りをしない。打ち出す方向にフェースを合わせてアドレスの姿勢を整えたら、距離感のイメージが消えないうちに打とう
「入りそうだなぁ」がちょうどいい!

「入れてやろう」と思うと気負ってしまう。「入りそうもないな」もネガティブなイメージなので気持ちよくストロークできない。「入りそうだなぁ」という曖昧な気持ちがベスト。声に出していうのもオススメ。ほどよいポジティブなイメージで打てる

いかがでしたか? パットの際は、気負わず曖昧な気持ちでストロークをしましょう。

レッスン=上田栄民
●うえだ・えいみん/1964年生まれ、東京都出身。JPGA公認A級ティーチングプロ。19年にJPGAティーチングアワード最優秀賞受賞。「エイミンゴルフアカデミー」を主宰し、多摩センター校など7つのスクールを運営。プロの指導のほか、これまで1万人を超えるアマチュアをレッスン。

構成=三代 崇
写真=高橋淳司
協力=八王子カントリークラブ

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