シェリル、一人息子の父リアム・ペインの遺産管財人に

2024年10月にブエノスアイレスのカサスール・パレルモ・ホテルの3階にある部屋のバルコニーから転落し、31歳の若さでこの世を去ったリアム・ペイン。突然の不慮の事故だったことから、彼の遺書は残されていなかったが、3,220万ドル（約48.2億円）にもなる遺産の管財人に一人息子ベアをもうけた元恋人のシェリルが、弁護士のリチャード・マーク・ブレイとともに指名された。

『ピープル』によると、5月1日（現地時間）に裁判所によって決定が下されたようだ。イギリスにおけるリアムの遺産の総額は3,800万ドル（約55億）、純資産で3,220万ドルに及ぶ。リアムには両親と姉二人がおり、また亡くなった当時はインフルエンサーのケイト・キャシディと2年間交際していたが、同国では通常、遺言を残さずに亡くなり、法的な配偶者やシビルパートナーがいない場合は、子どもが相続するという。「BBC」によれば、シェリルと弁護士のブレイは「資産を管理することになるが、現段階では権限が限定されており、分配することができない」としている。

シェリルは、2008年にオーディション番組「Xファクター」の出場者と審査員としてリアムと出会い、2016年ころに交際に発展。2017年に第1子のベアが誕生するも、翌2018年に破局した。シェリルはリアムの訃報を受け、インスタグラムを通じてこう呼びかけていた。

「衝撃的な出来事で非常に辛い状況にある中、私自身、悲しみを乗り越えようとしています。そんな折、皆さまにはどうか、我々が亡くしたのは一人の人間であるということを思い出していただきたいです。リアムはポップスターやセレブであるだけでなく、息子であり、弟、叔父、大切な友人、そして我々の（当時）7歳の息子の父親でした。その子は今、父親に二度と会えないという現実に直面せざるを得ないのです」「どうかリアムの冥福を思い、彼に残されたわずかな尊厳を奪わないようお願いします」

Text: Tae Terai

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