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【ロシア料理のシェフに教わる】春を彩るおもてなし「ミモザサラダ」作ろう!可愛い黄身のお花が、咲いた♡

  • 2025.4.27

「ミモザサラダ」をご存じですか?YouTubeチャンネル『東欧レシピ* Kitchen BELOCHKA』が、1970年代、ソビエト連邦時代の家庭に浸透していたおもてなし料理なのだと、レシピを紹介していましたよ。ほぐしたゆで卵の黄身が、ミモザの花にそっくり♡常備している食材で、華やかに仕上がるサラダとして定着したそうですが、使うのは日本でもおなじみの食材ばかり。筆者も挑戦することに♪

YouTube『東欧レシピ* Kitchen BELOCHKA』は東欧料理紹介チャンネル

「ミモザサラダ」を見つけたのは、YouTubeの料理系チャンネル『東欧レシピ* Kitchen BELOCHKA』です。運営者は、ロシア・東欧料理を専門にしているコックの方。日本でも入手しやすい食材で、本格的な東欧料理のレシピを紹介していますよ。

ロシア料理を中心に、ジョージアなど東欧料理の魅力を知れるため、世界の料理に興味津々の筆者にはうってつけのチャンネルです♪

今回目に留まったのは、「ミモザサラダ」。ゆで卵の黄身を、黄色い小花をたくさん付けるミモザの花に見立てたアイデア料理です。1970年代にはソビエト連邦(=ソビエト社会主義共和国連邦)の家庭に浸透していたそうで、入手しやすい食材で華やかにおいしく仕上がることから、おもてなし料理として作られていたとか。

じゃがいも、にんじん、玉ねぎ、ツナ缶、卵、マヨネーズ、塩、こしょう。どの食材も日本でおなじみ&わが家に常備しているものばかり。ロシアの家庭のおもてなし料理、挑戦してみます♪

具材を重ねて仕立てるのがポイント!「ミモザサラダ」を作ってみた!



【材料】(4~6人分)
じゃがいも…約300g
にんじん…約200g
玉ねぎ…1/2個
ツナ缶(オイル漬けタイプ)…70g(2缶)
卵…4~5個
塩…少々
粗びき黒こしょう…適量
マヨネーズ…適量

【作り方】
1. 鍋に、きれいに洗ったじゃがいもと、縦半分に切ったにんじんを、皮を剥かずに入れます。野菜がかぶるくらいの量の水(分量外)を注ぎ、中火で沸騰させてから弱火にして、30~40分茹でます。



じゃがいもとにんじんをじっくりと加熱して、甘味を引き出すのがポイントです。大きなじゃがいもが水から少し出てしまったので、沸騰後にひっくり返しながら、弱火で35分ほど茹でました。竹串を刺してみると、弱火で茹でても、ちゃんとやわらかくなっていました。

野菜を茹でている間に他の具材を調理します。

2. 別の鍋で、固ゆで卵を作ります。



「ミモザサラダ」は、表面にゆで卵の卵黄を散らすので、固茹でになるまで茹でます。お湯(分量外)が沸騰してから、卵を13分ほど茹でました。

3. 玉ねぎを粗みじん切りにし、沸騰したお湯(分量外)で20秒ほど茹でます。茹でた玉ねぎはザルに上げて粗熱を取り、キッチンペーパーで水分を吸い取ります。



玉ねぎをサッと茹でて辛味を抜きつつ、シャキシャキとした食感を残します。20秒ほど茹でてザルに上げ、しっかりと水気を切り、冷ましておきました。

4. ツナの油を切って、大きな塊がなくなるようにフォークでほぐします。3と混ぜ合わせ、塩と黒こしょうで味付けします。



他の食材を細かく切るので、ツナも細かくほぐしておきましょう。



水気を切った玉ねぎとツナを和え、塩とこしょうで味付けします。「ミモザサラダ」は、マヨネーズで味付けするだけなので、しっかりめに塩とこしょうを振るのがおすすめです。

5. 2の固ゆで卵を白身と黄身に分け、白身をみじん切りに、黄身を細かくほぐします。



ゆで卵を白身と黄身に分けて使うのがポイントです。細かくほぐした黄身をミモザの花に見立てて、サラダの表面に乗せますよ。

6. 1のじゃがいもとにんじんの粗熱が取れたら、皮を剥きます。じゃがいもは粗めに潰し、にんじんはみじん切りにして、どちらも塩で味付けします。



今回、じゃがいもは粒が残る程度に潰しましたが、なめらかに潰しても構わないと思います。にんじんは出来るだけ細かく切った方が、仕上がりが美しくなりますよ。

これですべての具材がそろいました。後は順番に重ねていきます。

7. 器に具材とマヨネーズを交互に重ねます。



一番下にじゃがいもを敷き、マヨネーズをかけて塗り広げます。



2段目はツナオニオンを敷き、マヨネーズをかけて塗り広げます。



3段目は刻んだにんじん。にんじんはポロポロと崩れやすいので、マヨネーズを多めに塗るのがおすすめです。



4段目はゆで卵の白身。最後に卵黄をトッピングするので、接着材代わりに、マヨネーズをたっぷりめにかけるのがおすすめです。



5段目はゆで卵の黄身。ミモザの花に見立てて、まんべんなく乗せます。

8. 容器にキッチンペーパーをかぶせてからラップをかけ、冷蔵庫で2時間以上冷やします。



キッチンペーパーをかぶせると、ラップからしたたる水滴の雫を、吸い取ってくれますよ。冷蔵庫で2時間以上冷やせば完成です。


具だくさんなツナポテサラダ!玉ねぎとツナの風味で素朴なおいしさ



YouTubeの料理系チャンネル『東欧レシピ* Kitchen BELOCHKA』で作っていた、「ミモザサラダ」が完成しました。

動画では具材のすべてがもっと細かく、繊細な雰囲気でしたが、今回はそれぞれの具材が少し大きめだったよう。素朴な「ミモザサラダ」に仕上がりました。



スプーンを入れると残念ながら層が崩れてしまい、具材が混ざってしまいました。

食べてみると、ツナと玉ねぎの味わいが広がり、瑞々しいにんじん、ほっくりとしたじゃがいも、ほろほろとしたゆで卵が、口の中で混ざり合います。マヨネーズを何度も塗りましたが、こってり感はなし。素材のおいしさが広がる味わいです。

この「ミモザサラダ」は、1970年代からソビエト連邦の家庭で作られているお料理。じゃがいも、にんじん、玉ねぎ、ゆで卵をマヨネーズで和えるので、日本人の筆者にも、食べたことがある味♪と、親近感の沸く味わいでした。

おなじみの食材も盛り付けを変えれば新鮮なおもてなしサラダに♪



YouTubeの料理系チャンネル『東欧レシピ* Kitchen BELOCHKA』で見つけた、「ミモザサラダ」。ゆで卵を白身と黄身に分け、鮮やかな色あいの黄身をミモザの花に見立てて、サラダを華やかに彩るのがポイントでした。

動画の概要欄の説明によると、「ミモザサラダ」は誕生当初、すりおろした冷凍バターやハードチーズなどが使われていたとのこと。現在はヘルシーな食材に変わり、家庭で入手しやすい、じゃがいもやにんじんを使うのが定番のようですよ。

具材たっぷりのツナポテサラダみたいな一品ですが、具材を重ねて仕上げることでケーキのような華やかさに。入手しやすい食材で、おもてなし料理やパーティーメニューにうってつけの見栄えになるので、ぜひ挑戦してみてくださいね。

<参考文献>
WEB

『ロシアナビ〜ソ連時代から愛される「ミモザサラダ」で春の気分を味わおう〜』
https://jp.gw2ru.com/cuisine/216630-mimoza-sarada-de-haru-no-kibun

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