母「これプラスチックなの！？」高校生が一目惚れして作ったものに「思わずニヤけました」

ガラスのコップかと思ったらプラスチックだったり、本物の花だと思ったら造花だったり…世の中には実際に触ってみないと分からないものもたくさんありますよね。

高校生の電子工作日記（@hdiv6xeWxcLUS51）さんが「プラスチックに見えない紙袋」についてX（旧Twitter）に投稿し、注目を集めています。

プラスチックに見えない紙袋とは、いったいどういうことでしょうか？

気になる投稿が、こちら！

3Dプリンターで紙袋を印刷してみました。全くプラスチックに見えません。 pic.twitter.com/je1EhKM0RO
— 高校生の電子工作日記 (@hdiv6xeWxcLUS51) May 19, 2025

この形、薄さ、シワ…どれをとっても紙袋そのものにしか見えません！

しかし手にとった瞬間、形がまったく変形しないことに違和感を覚え、プラスチックのような硬いものであることが伝わってきます。

上から覗くと中は空っぽで、まるで紙袋の中を覗き込んでいるような錯覚に陥りますが、投稿者さんが少し指で圧力をかけても、やはりプラスチックなので形が変わったり潰れたりすることはありません。

底の部分はしっかりと作られており、置いて自立させることができるようです。

3Dプリンターは、3Dデータを元に立体的な物体を作ることができる機器ですが、このように本来は紙で作った袋でもプラスチックで再現できるとは面白いですね。

投稿者さんはいったい、なぜ紙袋を3Dプリンターで印刷しようと思ったのでしょうか？

詳しくお話をお伺いしました！

見た目と感触のギャップに思わずニヤッ！

ｰｰｰ紙にしか見えません...。3Dプリンターで紙袋を印刷しようと思った理由を教えてください。

デスクの上に置ける小物入れが欲しいなと思っていて、せっかく3Dプリンターを持っているなら、自分で印刷したものを使ってみようと考えていました。

そこで、世界中の人が3Dデータを公開しているサイトをいろいろ見ていたところ、この「紙袋」のモデルが目に飛び込んできたんです。ひと目見た瞬間、「これはもう印刷するしかない！」と思い、即印刷しました。

ｰｰｰまるで一目惚れのようですね！実際に印刷してみた感想はいかがでしたか？

想像を遥かに超えるクオリティで本当に驚きました。

しわや折り目の質感までリアルに再現されていて、見た目はどう見ても紙袋。でも実際はしっかりしたプラスチックなので、触った瞬間とのギャップが面白くて、思わずニヤッとしてしまいました。

母も「これプラスチックなの！？」と驚いていました。

ｰｰｰ驚くのも納得です！印刷した紙袋は、今後どのように使用するのでしょうか？

この紙袋は、今後デスク上の小物入れとして使うつもりです。

普段から趣味で電子工作などをしているので、電子部品や小さなドライバーなど、細かい道具をまとめて入れておくのにちょうどいいと思いました。

印刷時間は約1.8時間、材料もわずか24gと、とても気軽に作れるので違う色やサイズでも印刷してみようと考えています。友達へのプレゼント用や、飴玉などのお菓子の入れ物用に新しく印刷してみようと思っています。

ｰｰｰお友達も、プレゼントされたらとても喜んでくれそうですね！

こちらの投稿には、

Impressive

んえ！！凄い！リアル！新しい！！笑

哲学的だな。

などのコメントが寄せられていました。

今回のように、見た目と実際のギャップがある作品を3Dプリンターで作成するのも面白そう！3Dプリンターにはさまざまな可能性を感じますね。

投稿者さんのアカウントでは、紙袋のようなプラスチックを実際に印刷している風景を動画で見ることもできるので、ぜひのぞいてみてください。

取材協力：高校生の電子工作日記（@hdiv6xeWxcLUS51）さん

※この3Dデータは「davemoneysign」氏がCC BYライセンスで公開した作品を使用しています。