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レアな鶏肉料理に注意!SNSでも「食中毒」の報告続々…「営業停止」になる店舗も

  • 2025.6.9
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画像:TRILL作成

さまざまな調理方法で美味しくいただける「鶏肉」。特に、近年はしっとりやわらかな食感が楽しめる低温調理で仕上げた料理が好まれているようです。

一方で、鶏肉料理は、加熱が不十分な状態で提供されてしまうこともありしばしば食中毒の被害が報告されており、SNSでも話題になっています。その度に、たくさんの方々から注意喚起を促す投稿が発信されているようです。

はたして、世の中の人は「生の鶏肉に要注意!」という意見に対し、どのような考えを抱いているのでしょうか?詳しくご紹介します。

神戸市のラーメン店で食中毒が発生

神戸市は6月7日、今年5月25日から6月2日まで市内のあるラーメン店を利用した20代〜40代の客の中で、男女8名が下痢や発熱などの症状を訴えたことを発表しました。

彼らに共通する飲食物が、その店で提供された加熱不十分な鶏チャーシューがトッピングされたラーメン以外にないことなどから、保健所は該当のラーメン店での食事を原因とする食中毒と断定し、3日間の営業停止処分を命じたとのこと。

なお、幸いにも8名の中に重症者はいないそう。現在は、概ね快方に向かっているそうです。

厚労省が注意喚起

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画像:厚生労働省

たびたび報告されている「食中毒」。家庭だけでなく、飲食店での食事においてもリスクを完全に消すことはできないようです。

6日にも、厚生労働省食品安全情報公式Xアカウント飲食店に向けた食中毒に関する注意喚起のポストを投稿。

生・生焼けの鶏肉によるカンピロバクター食中毒を防ぐためには、中心部までしっかり加熱したものを提供するよう呼びかけています。

カンピロバクター食中毒が多発している

厚生労働省によると、生や加熱不十分な鶏肉料理によるカンピロバクター食中毒が多発しているとのこと。

細菌性食中毒事件の中でも最も発生数が多く、原因は鶏刺しや鶏たたき、加熱不十分な焼き鳥などさまざま。消化器症状(腹痛・下痢など)だけでなく、まれにギランバレー症候群が発症する可能性もあります。

食中毒事件と断定された場合、その飲食店は営業禁止などの措置を受ける可能性があるのだそう。件のラーメン店にも、3日間の影響禁止処分が言い渡されています。

カンピロバクター食中毒を予防するためにも、鶏肉は中心部の色が変わるまでしっかり加熱することが必要(中心部を75°で1分以上)。また、食肉を取り扱った際はしっかり手を洗ったり、食肉に触れた調理器具などは、使用後に消毒・殺菌することが重要です。

参考:厚生労働省「お肉はよく焼いて食べよう」(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000049964.html

食中毒を経験したことのある人は多い

生や加熱不十分な鶏肉料理を食べたことにより、食中毒の症状が発症した経験のある人はとても多いようです。

  • 生っぽいチャーシューを食べてお腹を壊しました…。
  • 私も、発熱や下痢などにここしばらく悩まされています…。

そのためか、今回加熱不十分な鶏肉料理を食べたことによる食中毒事件が全国的に報じられたことを受け、改めてカンピロバクターやギランバレー症候群のリスクを伝える内容のコメントが寄せられていました。

  • カンピロバクターのリスクがあるから絶対に食べちゃダメ
  • 生の鶏肉を食べると、ギランバレー症候群になるリスクもある

そういうものかと誤解してしまう

生や加熱不十分な鶏肉料理とそうでないものでは、見ればすぐにわかると思われる方が多いかもしれません。

しかし、自分で作ったものではなく飲食店の商品であると、一見生のようでも気にせず食べてしまうという趣旨の投稿も。

  • 見た目で生っぽいって思ったけれど、結局食べちゃったんだよね…。
  • そういうものかと誤解しちゃうよね。

実際、ラーメン店に限らず加熱不十分な状態で鶏肉料理が提供される可能性はあるようです。

  • 以前ファミレスで食事をしていたら、明らかに鶏肉が生焼けで…。お店の方がめちゃくちゃ謝ってくれました。
  • ファミレスでステーキを食べようとしたらほとんど生に近かった。店員さん、すごく焦っていたなぁ。

そのため、安心して食べられるか否かはお店によるという内容の意見も少なくありませんでした。

  • 美味しいお店もあるけれど、本当に生肉のところもあるよね。私はトラウマがあるので、食べないようにしています…。
  • 本当にお店によるよね。
  • レアチャーシュー、美味しいけれどリスクも高いよなぁ。

生、加熱不十分な鶏肉は絶対に食べちゃダメ!

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出典:Photo AC ※画像はイメージです

生や加熱不十分な鶏肉料理を食べると、カンピロバクター食中毒やギランバレー症候群が発症する可能性があります。

そのため、自分の身を守るためにも、疑惑のある食べ物は絶対に食べないようにしているという方が多数。また、鶏肉だけでなくほかの料理も注意が必要なようです。

  • 生っぽい肉を出されたら絶対に食べないようにしています。
  • もし生っぽいチャーシューを出されたら、絶対に手をつけないようにしています。
  • レアのハンバーグも危険みたいだね。

実際に、生や加熱不十分な鶏肉料理を提供されたため、お店の人に再度調理してもらったことのある人もいるようです。

  • 私、見るからに生肉だったので焼き直してもらったことがあります。

飲食店はしっかり知識を付けるべき

万が一にも食中毒事件を起こさないよう、飲食店で働いている方々に対して、正しい知識を付けて欲しいと望む声が多数寄せられていました。

  • 明らかに加熱不足なところもあるよね。しっかり知識を付けて調理しないとダメだと思う。
  • 生の鶏肉は絶対に食べたらいけないよね…。
  • 低温調理と生は違うからね。

みなさんはどう考えますか?

今回は、「生の鶏肉に要注意!」という意見に対する世の中の人の考えをご紹介しました。

生や加熱不十分な鶏肉料理を食べて、食中毒を発症したことのあるという方はとても多いようです。また、飲食店で提供されたものである場合、あまり気にせず食べてしまうという内容のコメントも少なくありませんでした。

実際、ラーメン店に限らずファミリーレストランなどでも、生や加熱不十分な鶏肉料理を提供されてしまうことはあるようです。そのため、そのようなものを提供されたら食べない、再度調理してもらうという趣旨の意見も多数。

そのほか、安全な料理を提供するためにも、飲食店従事者に改めて正しい知識の習得を求める内容の投稿もありました。

食べる際にも、作る際にも、提供する際にも、十分お気をつけください。