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「見ていて苦しい」「重かった」リアルすぎる“育児の闇”に賛否の声…それでも観ておくべき“名作ドラマ”

  • 2025.6.1

ドラマ『坂の途中の家』は、裁判員制度に参加した専業主婦の気持ちの揺らぎや変化、現代社会においての育児のあり方などが問われているヒューマンサスペンスドラマです。現代の社会における子育ての在り方、母親の置かれている立場などがリアルに描かれ、重厚なストーリーとなっており、おもわず目を塞ぎたくなるシーンもあります。しかし、現代における子育ての現状をまざまざと知ることができる作品です。

本記事では第4弾としてドラマ『坂の途中の家』をご紹介!
2019年に6話構成で放送されたサスペンスミステリーです。ぜひ、夫婦で一緒に見てみてください!

※本記事は、筆者個人の感想をもとに作品選定・制作された記事です。
※一部、ストーリーや役柄に関するネタバレを含みます。

現代における育児、母親の孤独、葛藤などまざまざと見せつけられる重厚な物語

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(C)SANKEI

作品名:ドラマ『坂の途中の家』
放送期間:2019年4月27日~2019年6月1日

あらすじ

柴咲コウさん演じる山咲里沙子は、3歳の娘を持つごくごく普通の専業主婦。ある日、裁判員に選ばれ乳幼児虐待死事件の裁判に関わることになります。最初は他人事のように見ていた事件も、裁判が進むにつれ自身の子育てや、夫に対する思いが重なり複雑な心境を抱くようになりました。

母親としての葛藤、社会的圧力、家族においての母親、父親の立ち位置など、裁判を通して自分を重ね、過去を振り返りながら考え方に変化が生まれます。

裁判に判決が下る時、里沙子は何を想い、どう変わるのか…。

現代の育児における闇、社会的圧力に賛否の声

ドラマ『坂の家の途中』は、現代の育児における社会的課題、母親という立場に対して考えさせられるストーリーとなっています。

とにかくこのドラマの感想の多くは「重かった」という声が目立ちます。この声はドラマを評するうえで非常に重要なポイントとなってきます。「重い」故に、暗い、つらい、見たくないという意見が立ち並ぶ一方で、これが現代の育児のリアルだということも突き付けられ、非常に考えさせられる物語です。

「幼い子供を育てている身としては、とても良く共感できる内容」「見ていて苦しいけど目をそらしちゃいけないと思う」「自分と重ねてグッときた」など、考えさせられる内容なだけに、寄せられるコメントも深いものが目立ちます。特に同世代の母親には突き刺さるシーンが多く、周囲の何気ない一言に傷ついたり、自分の育児に自信が持てなくなるなど共感が多かったようです。

母親という立場をどう捉えるか…当事者意識が芽生えるストーリー

ドラマ『坂の家の途中』は、女性、妻、母というどの立場に立ってみても自分が辛くなりがちな物語です。たとえまだ妻、母になっていなくても「こんな世の中なら子供は産みたくなくなる」「結婚しないほうが良いかも」など当事者意識を持たせる内容となっています。

「自分だったら…」とつい考えさせられる場面が多く、自分を投影する視聴者も多かったようです。「私も虐待してしまうかもという気持ちはいつも持っている」「自分が育ててもらったやり方でしか自分の子育てできない」「育児は孤独」など感情移入している視聴者が目立ちました。

また、夫の立場で見ている人も「気づかぬうちに不必要な言葉を妻に投げかけているかもしれない」「いつの間にか妻を下に見ている自分がいることに気づいた」「モラハラは自分で気づきづらいのかも」というような声が集まっているようです。

ドラマとして見ていると、ひどいなと客観的に感じる内容も、実はそれぞれの家庭で大なり小なり兆しはあるのかもしれません。
今一度、夫婦、家族、育児を見直すきっかけとなる名作ドラマです。


※記事内の情報は執筆時点の情報です。