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「見るの苦しい」“残酷すぎる脚本”に苦悶も…一流女優・綾瀬はるか“引退覚悟の一作”

  • 2025.5.31

切なくて胸が締め付けられる気持ちになり、気付けば涙が溢れ出てしまう作品に出会うことで、これからの生き方が大きく変わることもあるでしょう。今回は、そんな“号泣必至”の名作ドラマ5選をセレクトしました。

本記事では第1弾として、2004年放送のドラマ『世界の中心で、愛をさけぶ』をご紹介します。

※本記事は、筆者個人の感想をもとに作品選定・制作された記事です
※一部、ストーリーや役柄に関するネタバレを含みます

ドラマ『世界の中心で、愛をさけぶ』

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(C)SANKEI
  • 作品名:ドラマ『世界の中心で、愛をさけぶ』
  • 放送期間:2004年7月2日~9月10日

あらすじ

片山恭一さんの同名小説を原作に、森下佳子さん脚本で実写ドラマ化。

1987年、高校生の通称・サクこと松本朔太郎(山田孝之)は、雨の日に傘を差し出したことをきっかけに、同級生の明るく活発な廣瀬亜紀(綾瀬はるか)と惹かれ合います。純粋でかけがえのない時間を共有する2人でしたが、サクが亜紀のことをラジオ番組に投稿した際、悲劇的に脚色してしまったことから亜紀の激しい怒りを買ってしまいます。

時は流れ2004年。34歳になった朔太郎(緒形直人)は、大学病院で病理医として忙しい日々を送っていました。過労で倒れ入院したサクの元に、高校時代の恩師・谷田部敏美(松下由樹)からの手紙が届きます。それは、母校の校舎が取り壊されることになり、最後に見に来ないかという知らせでした。手紙をきっかけに、17歳の頃の記憶が鮮やかに蘇ります。大切な人を亡くしたあの日のことを―。

真っすぐな愛と切ない別れに号泣 ※ネタバレあり

ドラマ『世界の中心で、愛をさけぶ』は、綾瀬はるかさん演じる亜紀の病気をメインにストーリーが進みます。徐々に病が体を蝕んでいき、弱々しくなっていく亜紀の姿と“死にたくない”という思いに胸が苦しくなります。

SNSでは「回を重ねるにつれ本当に辛い話になっていって見るの苦しいし心に負担かかる」という声や、「毎話毎話号泣したし、最終回なんて、目玉取れるかと思うくらい号泣した」「これ超えるドラマ二度と現れない」と絶賛の声が続出。

2人の純粋で真っすぐな愛情は、忘れかけていた青春を思い出させてくれます。また、終盤の「誰か助けてください」とサクが叫ぶシーンは、涙なしでは見られません…。

脚本家が語る主役女優の秘話「オーディションではガタガタ震えていた」

ドラマ『世界の中心で、愛をさけぶ』で、脚本を制作した森下佳子さん。興行収入85億円を突破した劇場版のわずか2か月後の放送ということもあり、多くの方が注目・比較するなかで高い評価を集めました。そんな森下さんは、インタビューで主役を務めた綾瀬はるかさんの魅力について語っていました。

はるかちゃんの顔つき、まなざしには、当時から目を惹く華がありました。ただ、それ以外は本当に普通の学生だった。セリフもおぼつかない状態で、ガタガタ震えていたけれど、その緊張感が逆によくて。
出典:with9月号 未公開カット&インタビュー

今や多くの方から人気を集める女優、綾瀬さんの意外な過去が明らかになりました。また森下さんいわく、綾瀬さんは、廣瀬亜紀役に選ばれなければ役者を辞めようとしていたそうです。

まだドラマ『世界の中心で、愛をさけぶ』を観たことがない方、また本記事を読んでドラマ『世界の中心で、愛をさけぶ』に興味を持っていただけた方は、一流女優・綾瀬はるかさんの覚悟の一作をぜひ目撃してみてください!


ライター:天木拓海
映画・アニメ・ドラマなど、エンタメ作品を観ることを趣味としているライター。エンタメ関連のテーマを中心に、作品考察記事/コラム記事などを手掛ける。

※記事は執筆時点の情報です