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「女性なら産まなきゃ」差別的なセリフに物議も…“吐き気すら覚える”のに絶賛多数の名作ドラマ

  • 2025.5.31

見事な演技をきっかけに大ブレイクし、大人気俳優として活躍し続けている方は多くいらっしゃいます。今回はそんな“キャストの快演が見事な”名作映画5選をセレクトしました。

本記事では本記事では第2弾として、2017年放送のドラマ『母になる』をご紹介。この作品では、女優の小池栄子さんの演技が注目され、ドラマ自体も大人気作品となりました。ぜひ最後までにご覧ください。

※本記事は、筆者個人の感想をもとに作品選定・制作された記事です。
※一部、ストーリーや役柄に関するネタバレを含みます。

ドラマ『母になる』どんな作品?

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(C)SANKEI

ドラマ『母になる』は、沢尻エリカさんが主演を務め、また女優の小池栄子さんも主要人物として出演しました。

あらすじ

結衣(沢尻エリカ)は、職場の書店で出会った大学講師の柏崎陽一(藤木直人)と結婚し、息子の広(吉武歓)と3人で幸せな家庭を築いていた。

ところがある日、3歳の広が忽然と姿を消してしまう――。

懸命な捜索の末も広は見つからず、結衣は心を閉ざし、陽一とも離婚。絶望の中で「母になる」ことを諦めかけていた。9年後、13歳になった広(道枝駿佑)が養護施設にいることが発覚。彼は、門倉麻子(小池栄子)という女性に育てられていたのだった。

失われた9年、血のつながりはあっても心の距離ができてしまった母と子。さらに広を育てていた門倉麻子、そして元夫・陽一を含め、それぞれの立場と思いが交錯しながら、「母とは何か」「家族とは何か」を問い直していくヒューマンストーリードラマです。

プロデューサーが語る、当時賛否呼んだ「あのセリフ」への想い

小池栄子さん演じる門倉麻子のセリフは当時ドラマ視聴者の賛否両論を呼びました。

あの子がいることで、もう誰からも『子供産まないんですか?』(中略)『女性なら産まなきゃ』『いつになったら子供を産むの?』と言われなくなったこと」「あの子を手に入れたことで私は初めて自由になれたんです……
出典:水曜ドラマ『母になる』(日本テレビ)

このセリフにはプロデューサー櫨山裕子さんの実体験も影響しており、櫨山さんも社会の当たり前に苦しめられた一人です。

今、女性の社会進出が進んでいますが、昔は女性は結婚して家を守るのが主流とされており、いまだにその風習・文化は残っています。自分のやりたいことに挑戦することやありたい姿でいることが尊重される中で、今もなお女性にとって「結婚」「出産」は頭を悩ませることでもあります。

そんな中、ドラマ『母になる』が地上波で放送され、これまで女性を苦しめてきた社会問題に対してSNSでは「言葉の暴力が半端ない」「子供産むのが義務という考えには吐き気すら覚える」「見ててしんどかった」という意見が飛び交いました。

一方で「名ドラマだから見てほしい」「最後まで感動して色々考えされられてほんとにいいドラマだった」「考え深いドラマ」と絶賛の声も多く見受けられました。

社会問題に苦しむ門倉麻子を演じた小池栄子さんの演技が視聴者の心に響き、「結婚」「出産」など女性が抱える悩みに対して考えるきっかけとなった名作です。

キャストの快演が見事な秀作『母になる』

今回は、2017年放送のテレビドラマ『母になる』をご紹介させていただきました。本作品ですが、沢尻エリカさん出演ということで話題になり、作中のセリフも注目されました。

また、このセリフを日本の名女優である小池栄子さんが演じることでたくさんの視聴者にセリフが響くことになり、小池栄子さんだったからこそ、ここまで話題になったと言っても過言ではないでしょう。

テレビドラマ『母になる』を見る際には、ぜひ小池栄子さんの演技に是非ご注目ください。


※記事は執筆時点の情報です