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フローレンス・ピュー、『ミッドサマー』の撮影で自分自身を追い込んで学んだこと

  • 2025.4.3
Florence Pugh at the 2024 Toronto International Film Festival "We Live In Time" Premiere

アリ・アスターが脚本・監督を務めた2019年の大ヒットホラー映画『ミッドサマー』。スウェーデンのカルトにとらわれてしまう主人公、ダニを演じたフローレンス・ピューは撮影で精神的に追い詰められた後、境界線を設定することの重要性を学んだという。

ポッドキャスト「Reign with Josh Smith」で、仕事と心身のケアを両立する方法をどのようにして学んだか聞かれ、「まだ模索中です」と撮影中の苦労を語った。「演じる役柄に自分を落とし込み、あそこまで追い込まなければ、あのような演技はできなかったと思います。キャラクターの中には、常に私の一部があります」

MIDSOMMAR - Florence Pugh, 2019.

2019年の『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』でアカデミー賞候補となった彼女は、初主演を務めた『レディ・マクベス』(2016)では、婚家での不当な扱いに鬱屈を募らせる若妻を演じるなど、難役をものにしてきた。「たとえ自分が演じた役どころが道義に反する行為をしたとしても、撮影の最後にはいつも守ってあげたくなり、擁護する気持ちになります。長い間その役になっていたのですから、自然なことだと思います」

「役柄によっては、自分を捧げすぎてしまい、撮影後も長く苦しむことがあります。『ミッドサマー』のときもそうでした。自分自身を追い込み、痛めつけてしまったような気がしました」と語る。「つまり、そうしたことを学ぶためには『よくわかった。やりすぎてしまったから、同じことはできない』という極致に達する必要があるんです。でも、あの演技を見ると、自分のしたことを誇りに思いますし、自分の中から出てきたものを誇りに思います。後悔はありません」。そう胸を張る彼女は、こう付け加えた。「自分自身を尊重しなければならないことは、間違いなくあります」

Text: Tae Terai

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