伊藤美誠、公式は勝負決した“伝家の宝刀”を称賛「なんという一撃」　42歳ベテランとのフルゲーム激闘を制す【WTTチャンピオンズ仁川】

卓球の「WTTチャンピオンズ仁川」は1日、女子シングルスの1回戦が行われ、世界ランキング9位の伊藤美誠（スターツ）は同48位のシャン・シャオナ（ドイツ）と対戦。ゲームカウント3－2で勝利して2回戦進出を決めた。

■第4Gでは勝利目前で苦戦

伊藤は世界の上位選手をそろえたチャンピオンズの初戦で42歳のベテランと対峙。第1ゲームは終盤迫られたものの11－9で取り切り、1ゲームずつ奪い合い迎えた第4ゲームでは、8－2のリードと勝利目前のなかで追い上げられ、デュースを落とした。フルゲームへもつれ込み苦しんだものの、第5ゲームでは伊藤が主導権を握る形で11－4で取り切り2回戦進出を決めた。
WTT公式サイトは接戦になりながらも勝利につなげた伊藤の勝利を伝えており、「ミマ・イトウはWTTチャンピオンズ仁川で勝ち越したが、火曜の夜に全力を尽くさねばならず、シャン・シャオナを退けるのにフルゲームを要した」と言及。それでも、公式Xでは伊藤が第5ゲームの10－4から決めた強烈なフォアハンドに言及し、「なんという一撃だ」「まさにセンセーショナル」と称賛の声を寄せている。
伊藤は2回戦で同16位のソフィア・ポルカノバ（オーストリア）と対戦する。5月にはカタールのドーハで行われる「世界卓球 個人戦」への出場も控えるなか、日本の24歳が上位進出を果たして存在感を示せるかは注目となる。

Simply sensational 👏 Mima Ito edges past Xiaona Shan in a hotly contested 3-2 victory into the Round of 16 👏

— World Table Tennis (@WTTGlobal)