『ONE PIECE』ルフィのギア5“太陽の神ニカ”に隠された、“致命的な弱点”

2025.5.5

1997年の連載開始から、長年にわたって注目され、今も愛され続けている『ONE PIECE（ワンピース）』。

『ONE PIECE』の主人公「ルフィ」は、ずっと「ゴムゴムの実」の能力者だと思われていましたが、本当は「ヒトヒトの実幻獣種モデル “ニカ”」の“悪魔の実”の能力者であったと明かされました。

今回は、「ルフィのギア5“太陽の神ニカ”に隠された”致命的な弱点”とは？」をご紹介します！

※この記事は111巻までのネタバレを含みます。

ギア5“太陽の神ニカ”の自由な「ルフィ」

ルフィの新たな真っ白な姿、「ギア5（フィフス）」（太陽の神ニカ）。その圧倒的な解放感、自由な戦い方は、多くの読者の心を鷲掴みにしました。

けれど無敵にも思える「ギア5」には、実は危うい「弱点」が隠されているかもしれないのです。

まず「ギア5」の最大の特徴は「自由」です。

物理法則すら無視し、まるでアニメ「トムとジェリー」のような自由な表現力と、表情豊かな戦い方をし、周囲の物体まで、まるでゴムのような性質に変えてしまいました。

そしてルフィ自身が楽しんで戦っていて、「笑えば笑うほど強くなる」。そんな設定まで隠されていました。

この「感情を燃料にする」戦い方こそが、「ギア5」最大の強みであり、同時に最大のリスクでもあるのです。

隠されていた”致命的なルフィの弱点”とは？

ルフィの戦いは、自身の「喜び」「笑顔」「笑い」に依存している。なんとこれこそが「弱点」の可能性があるのです。

もしこの後の敵との戦いでルフィが心から笑えなくなってしまったら…？

「悲しみ」「怒り」「絶望」そんな「負の感情」に囚われ、2年前に“麦わらの一味”がバラバラになり、エースを失った感情に襲われてしまったら？ルフィはどうなってしまうのか？

もしそうなったら「ギア5」の力は発動できないか、もしくは著しく「弱体化」してしまう可能性もあります。

つまり「ギア5」は、ただ肉体のスタミナを削るだけでなく、精神力にも致命的な負担をかけ続ける”諸刃の剣”を秘めた技なのかもしれません。

実際、カイドウとの戦いでも、ルフィは「ギア5」を維持しながら何度も体が干からびかけ、意識を何度も飛ばしかけている描写がありました。その度に無理をし続け、なんとか倒しましたが、「ギア5」の”笑う”というパワーは、無限のようでいて、実は”心のエネルギー”を猛烈な勢いで消費している可能性もあるのです。

これこそが「ギア5」の「隠された最大の弱点」といえます。

さらにまだまだある、ルフィの弱点

そしてもう一つ、考えておきたい事があります。それはルフィの「ギア5」には、時間制限という明確なリスクが存在する可能性が高い事です。かつて「ギア2（セカンド）」や「ギア3（サード）」や「ギア4（フォース）」を使った際にも、ルフィは激しい消耗と反動に苦しんできました。

「ギア2（セカンド）」では、心臓に負担をかけ、寿命を削るリスク。
「ギア3（サード）」では、体が縮んでしまうリスク。
「ギア4（フォース）」では、バウンドマン、スネイクマン使用後の極端なスタミナ切れと、一時的に覇気が使えなく絶体絶命のリスク。

この流れを見れば、「ギア5（フィフス）」も例外はないはずなのです。実際「ギア5」発動後のルフィは、時間経過と共に老人のように干からびてしまい、さらに空腹というエネルギー切れを起こしています。

つまり「ギア5」は、解放と自由の代償として、急激な消耗と、強制的な無力化リスクを背負っていると考えられます。

さらに「ニカ」という存在自体が巻101第1018話で、“人を笑わせ苦悩から解放してくれる伝説の戦士”ということが明かされた事を思い出すと、ニカの使命は「人々を笑顔にすること」であり、自分の心が折れてしまった瞬間に、力を失う運命にあるのかもしれません。

だからルフィは、戦いの中でも何度も「笑い」「叫び」「楽しもう」とするのです。自分が笑っていなければ、仲間を、世界を救えないことを、直感的に知っているのかもしれません。

ルフィの「ギア5」は、決して万能な力ではなく、彼自身の「心の健康」「喜び」を守り続けなければ、この力は、簡単に折れてしまう儚いものなのかもしれません。それはまるで、夢を持つ者が、希望を失った瞬間に、無力になってしまうかのように。

けれどだからこそ、ルフィには仲間がいるのです。

ゾロの無言の支え。
ナミの笑顔。
ウソップの冗談。
サンジの料理。
チョッパーの必死の治療。
ロビンのやさしい言葉。
フランキーの馬鹿みたいな発明。
ブルックの音楽。
ジンベエのどっしりとした信頼。

仲間たちこそが、ルフィの”心のスタミナ”を回復させてくれる絶対的な存在なのです。

「ギア5」は“ルフィ”1人だけの力ではなく、“麦わらの一味”の仲間と、世界と、笑顔を共有できるからこそ、本当の意味で「無敵」になれる力のはずなのです。そして、たとえどんなにルフィが力を失ったとしても、ルフィにはまた“立ち上がる理由”があり、それが、「絶対に仲間を守る事！」です。

それさえ忘れなければ、たとえ「ギア5」を失っても、ルフィはきっと、最強であり続け、きっと「海賊王」になれてしまうはずなのです。

まとめ

今回は、「ルフィのギア5“太陽の神ニカ”に隠された”致命的な弱点”とは？」をご紹介しました。

「ギア5」は自由と、笑顔と、希望の象徴。それが、“太陽の神ニカ”の正体なのだとしたら、これからもルフィは、たくさんの“麦わらの一味”や“麦わら大船団”、そしてサボやドラゴンの“革命軍”に支えられ、強敵を打ち破っていけるはずなのです。

そんなルフィの活躍をこれからも、期待しましょう！

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※当記事は、投稿者の許諾をいただいた上で記事化しております。

出典：「ゆっくり考察クリーム」
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