『ONE PIECE』実は知らない人が多い…？サンジの眉毛に隠された“ヒミツ”

1997年の連載開始から、長年にわたって注目され、今も愛され続けている『ONE PIECE（ワンピース）』。

『ONE PIECE』といえば、ルフィの仲間“麦わらの一味”のメンバーも魅力的で、その中にルフィの良き相棒でもあり、現在“No.4”の懸賞金が懸けられている「ヴィンスモーク・サンジ」がいます。

そんなサンジはワノ国でジェルマの血統因子「外骨格」を発現させ戸惑いを見せていましたが、そのサンジの「外骨格」発現に隠された秘密や見分け方をご存知でしたか？

そこで今回は、「サンジの眉毛に隠された秘密」をご紹介します！

※この記事は111巻までのネタバレを含みます。

サンジの眉毛の向きが示す！！

サンジの眉毛の「向き」。それはサンジの肉体に起きた”異変”を示す、非常に重要なサインだったのです。

物語初期から、サンジの眉毛は他のキャラクターとは違い、特徴的な「ぐるぐる」でした。そして特に大事なのは、兄弟たちとの眉毛の違い、その渦巻きの向きです。

まず、サンジのジェルマの兄弟たち、イチジ、ニジ、ヨンジ。彼らの眉毛は「右巻き」に渦を巻いています。一方、かつてのサンジの眉毛は「左巻き」だったのです。つまり、兄弟たちとサンジは、渦の向きが真逆だったのです。

この違いが示すものは何だったのか？

それはサンジだけが「ジェルマの改造が不完全だった」象徴と考えられています。

つまり「外骨格」を持たず、感情もあり、普通の人間として育ってしまった。それがサンジのコンプレックスでもあり、兄弟たちとの確執を生み、けれど逆にそれがサンジにとっての「誇り」でもあったのです。ところが物語は進み、ワノ国でサンジがジェルマの「レイドスーツ」を着用したことで状況が変わりました。

外骨格覚醒の秘密

レイドスーツを一度着たことで、サンジの肉体には目覚めかけていた「外骨格」の力が刺激され、ついにサンジの肉体が”覚醒”してしまったのです。

外骨格、超回復、身体能力の飛躍的向上、これらは本来、ジェルマの改造兵士たちが持つ特徴だったのですが、ここへ来てついに、サンジにも発現しました。

そして一番注目すべきなのが、サンジの眉毛の向きが変わったという描写です。レイドスーツ着用後、覚醒したサンジの眉毛は兄弟たちと同じ「右巻き」になっています。これこそが、サンジが”ジェルマの兵士”としての肉体的完成を迎えたサインだったと考察できるのです。

かつては「左巻き」だったサンジの眉毛。それが「右巻き」へと変わった時、サンジは知らぬ間に、自分の憎んできた「ジェルマ」の血に、確実に近づいてしまっていたのです。

ただここで重要なのは、サンジは最後まで「心」だけは改造されなかったということです。

サンジの心

兄弟たちとは違い、サンジは痛みを知り、怒り、泣き、仲間を愛し続けました。心を持つジェルマの兵士、それこそが“麦わらの一味”の「黒足のサンジ」という存在だったのです。

つまり、サンジの肉体は兄弟たちにより近づいたけれど、魂は決してジェルマに屈しなかったのです。この肉体と魂の”ねじれ”を象徴しているのが、サンジの眉毛の向きの変化だったと考えられます。

ちなみに、この眉毛の向きの問題は、サンジ以外でも小さな伏線になっているのです。たとえば、ジェルマの兄弟たちは基本的に感情が乏しく、冷酷な性格ですが、眉毛が”左右対称”ではなく、皆右巻きで統一されています。

感情を持たない者＝右巻きの渦。

一方サンジは、感情を持った＝左巻きの渦。

しかし今、肉体は完成したことで右巻きになってしまいました。そして今後、サンジが肉体と魂のどちらを選ぶのか、それはもしかすると、再び「眉毛の向き」に、尾田先生が現れてくるのかもしれないのです。

まとめ

今回は、「サンジの眉毛に隠された秘密」をご紹介しました！

サンジが今後、本当に自分の”心”を守り抜くためには、再び眉毛の巻き方が「左巻き」に戻る瞬間が来るかもしれません。それは、サンジがジェルマの血に負けなかったという、最終的な証になると思われるのです。

たかが眉毛。されど眉毛。

この小さなサインに、サンジの壮絶な戦いと誇りが、すべて詰まっているのです。そしてそんなサンジを“麦わらの一味”の仲間たちは、これからもいつまでも、心から信じ続けてくれる事でしょう。

ジェルマではなく、紛れもなく“麦わらの一味のコック”であり続けてくれる、そんなサンジの活躍を、期待しながら楽しみに待ちましょう！

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※当記事は、投稿者の許諾をいただいた上で記事化しております。

出典：「ゆっくり考察クリーム」
参考動画：【判明】サンジの眉毛で見分ける体の異変【ワンピースのヤバい雑学】【ONE PIECE FILM RED】