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知ってた?百貨店の“頼もしすぎるサービス”に世代間ギャップ!「常識かと」「なんて美しいサービス」

  • 2025.5.14
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出典:Photo AC ※画像はイメージです

おもに百貨店で提供されている「筆耕(ひっこう)サービス」をご存じでしょうか?ご祝儀袋や不祝儀袋を購入すると、美しい筆文字で表書きを代筆してくれるサービスのことです。

冠婚葬祭のマナーに不安を感じる方にとって心強い味方となるこのサービスですが、SNSで「初めて知った」という投稿をきっかけに話題になっています。

「常識かと思っていたけれど、若い世代には知られていないのか」と驚く声も多く、世代間ギャップが浮き彫りになっているようです。

筆耕サービスとは一体どんなものなのか、SNSでの反響とともに紹介します。

「便利すぎる!」筆耕サービスを愛用する人たちの本音

筆耕サービスとは、専門の筆耕者が美しい文字で代筆してくれるサービスです。

お店により異なりますが、百貨店や冠婚葬祭にまつわるものを販売するお店でご祝儀袋や不祝儀袋を購入した際に、無料もしくは有料で、「筆耕さん」と呼ばれるスタッフの方が美しい筆文字で表書きを書いてくれます。

このサービスについてすでに知っていて、よく利用しているという方からは絶賛の声が多く寄せられていました。

  • 初めての結婚式の時に親から教えてもらって以来、ずっと利用している。
  • 字が汚いからよくお世話になっている。
  • 早くて綺麗だからとてもおすすめ。
  • 細かい字も印刷と違って綺麗に書いてくれる。
  • 地方では百貨店がなくても冠婚葬祭用品店で書いてもらえて、地域のマナーも教えてくれたよ。

自分の字に自信がない方にとっても非常に助かるサービスだという声が多く見られます。

特に初めての冠婚葬祭の際は、どう書いて良いものか迷ったり緊張したりということもあって字が乱れてしまいがちなので、美しい筆文字で書いてもらえる安心感は大きなものといえるでしょう。

「こんなサービスがあったなんて!」初めて知った人たちの驚き

一方で、このサービスを初めて知ったという声も少なくありません。筆耕サービスの存在を知らなかった人たちからは、驚きの声が見られました。

  • 親は自分で書いてたから知らなかった。
  • なんて美しいサービスなんだ。
  • 知らなかった!字が下手だから有料でもお願いしたい。

また、こんな方も。

  • 百貨店で働くまで知らなかった。
  • 結婚式の招待状には利用したけど、ご祝儀袋にも書いてくれるとは知らなかった。

筆耕サービスの存在自体を知らなかった人や、一部の用途でしか知らなかった人も多いようです。

「世代によって常識が違う?」浮き彫りになる世代間ギャップ

筆耕サービスの認知度に関して、年齢層による違いを指摘する声も多く見られました。

  • ある程度の年齢の人には常識だけど、若い人は知らないかもね。
  • ご祝儀を渡す文化自体が失われつつあるのかもしれない。
  • 親がお中元を買う時についていって見ていたから知ってるけど、ネットで贈る世代は知らないのでは。
  • 母が昔は招待状は筆耕さんに頼むのが普通だったと言っていたな。
  • 昔は100均もなかったから百貨店でご祝儀袋を買って筆耕さんに書いてもらった。

時代の変化とともに、冠婚葬祭のあり方も少しずつ変わってきています。

インターネットでの贈答文化の広がりや、100円ショップでご祝儀袋が手に入る現代では、百貨店で購入して筆耕サービスを利用するという従来の流れが薄れつつあるのかもしれません。また、コロナをきっかけにサービスを中止した百貨店もあるようです。

「手書きじゃなくて印刷だけど、ECサイトでも名入れしてくれるサービスがある」という声もあり、デジタル時代ならではの新しい選択肢も増えてきていることがわかります。

サービスをやっているかどうかは事前に確認を

ですが、中にはこんな「困ったケース」も。

  • 百貨店のサービスからだホームセンターではやってないのに、書いてくれと言われることがあって困っている。
  • コンビニなのに「書いてくれ」と頼んでくる高齢のお客さんが結構いる。

サービスを提供する側と利用する側の認識のズレも見られました。

百貨店によっても、無料のところや有料のところ、予約が必要なところや、混雑時には即日対応は難しいところなど、さまざまあります。さらに、筆耕サービス自体おこなっていないというお店も。

事前に筆耕サービスをしているかどうか、どのように利用できるか、調べておくと良いでしょう。

こちらのサービス、検討してみては?

筆耕サービスという、ご祝儀袋などの表書きを美しく代筆してくれる百貨店のサービスは、ある世代には当たり前の存在である一方、若い世代には知られていないという実態があるようです。

冠婚葬祭のマナーは時代とともに変わりつつありますが、美しい筆文字で心を込めて表書きするという文化は、デジタル時代だからこそ価値があるのかもしれません。

これを機会に、近くの百貨店や冠婚葬祭用品店で筆耕サービスを利用してみるのも良いかもしれませんね。美しい筆文字で書かれた表書きは、贈り物の気持ちをより一層伝えてくれることでしょう。