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「一番やめてほしかった展開」「なんてドラマだ」“想定外のラスト”に視聴者愕然… 人気プロデューサーが描く“挑戦的な最終回”とは?

  • 2025.4.30

甘酸っぱくキュンとする純愛物語とは一味違った、愛が深すぎるがゆえに巻き起こる重くずっしりとした展開の恋愛ドラマは見応えがありますよね。今回は、そんな“濃厚すぎる”恋愛ドラマ5選をセレクトしました。

本記事では第4弾として、ドラマ『最愛』をご紹介します。

※本記事は、筆者個人の感想をもとに作品選定・制作された記事です
※一部、ストーリーや役柄に関するネタバレを含みます

“濃厚すぎる”恋愛ドラマ『最愛』

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(C)SANKEI
  • 作品名:ドラマ『最愛』
  • 放送期間:2021年10月15日~12月17日

あらすじ

新薬の開発を行う製薬会社の社長・真田梨央(吉高由里子)は、連続殺人事件の重要参考人として警察から事情聴取を受けることに。その場で梨央は、現在は刑事で15年前に想いを寄せ合っていた宮崎大輝(松下洸平)と再会を果たします。

15年前、高校3年生の梨央は白山大学陸上部男子寮の看板娘。陸上部のエースである大輝に想いを寄せる梨央に対し、大輝もまた梨央に告白しようと決めていました。そんなある日、寮夫で梨央の父である朝宮達雄(光石研)が留守にしていた際に、とある“事件”が発生します。梨央を心配した母・真田梓(薬師丸ひろ子)は、彼女のもとに会社の法務部に所属する弁護士・加瀬賢一郎(井浦新)を向かわせました―。

濃厚な愛が起こした結末とは…ドラマ『最愛』※ネタバレあり

ドラマ『最愛』は男女の愛だけに留まらず、「この人を大切にしたい」という人の根底にある“深く濃厚な愛”をテーマにした作品です。登場人物それぞれが最愛の人のために行動していくストーリーは、人を愛することの大切さと強さを再認識させます。

そんな本作の結末に、SNSでは驚く視聴者が多く見られました。というのも、一連の事件の犯人が全く予想だにしない意外な人物だったためです。犯人が事件を起こした動機が最愛の人を守るためだったと知り、「最後の最後で一番やめてほしかった展開」「結末が受け入れらなくてあと3回ぐらい見れば結末変わりますか?」と悲しみの声を上げる視聴者もいたようです。

一方で、犯人でありながらも自らの最愛の人のために命を懸けた予測不能な結末に対し、「ここまでハマったドラマも本当に久しぶり。結末知ってても見入ってしまう」「最愛、こんな時間まで見届けてしまった。結末も全部知ってるのに見ずにはいられなかった。なんてドラマだ」「結末知ってるからこそ余計切なくて、初回とはまた違った面白さがあった」と、肯定的なコメントも多く見られました。

プロデューサーさえも「挑戦的な最終回」と語る結末…ドラマ『最愛』

予想外で悲しい結末に対し、プロデューサーを務めた新井順子さんはインタビューで「放送した後、みんなの反応が怖い。どういう反応がくるのか気になります」「私にとってある意味、挑戦的な最終回」「そういう“最愛”もあるのかなと言ってもらえるようなラストにしたつもり」と答えています。挑戦的な展開が本作をより濃厚なドラマにした要因であると言えるのではないでしょうか。

まだドラマ『最愛』を観たことがない方、また本記事を読んでドラマ『最愛』に興味を持っていただけた方は、“深すぎる愛の物語”をぜひ目撃してみてください!


ライター:天木拓海
映画・アニメ・ドラマなど、エンタメ作品を観ることを趣味としているライター。エンタメ関連のテーマを中心に、作品考察記事/コラム記事などを手掛ける。

※記事は執筆時点の情報です