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世界興収3億ドル超え『伝説映画』約20年ぶり“続編決定”に→「喜びで震えてる」予告編が“24時間で2億回超え再生”の異例事態

  • 2026.3.14

ドラマや映画の中には、攻めた題材ながらも、その奥に深い人間ドラマを秘めた作品があります。今回は、そんな中から“熱視線を集める話題作”を5本セレクトしました。

本記事ではその第5弾として、映画『プラダを着た悪魔』(20世紀フォックス映画)をご紹介します。華やかなファッション業界の裏側で、仕事と恋、そして“自分らしさ”の狭間で揺れ動く一人の女性の成長を描いた本作。公開から約20年を経てなお"働く女性のバイブル"として愛され続ける、その魅力に迫ります。

※本記事は、筆者個人の感想をもとに作品選定・制作された記事です
※一部、ストーリーや役柄に関するネタバレを含みます

あらすじ

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※Google Geminiにて作成(イメージ)
  • 作品名(配給):映画『プラダを着た悪魔』(20世紀フォックス映画)
  • 公開日:2006年11月18日
  • 出演:メリル・ストリープ(ミランダ・プリーストリー 役)/ アン・ハサウェイ(アンドレア・サックス 役)ほか

ジャーナリストを目指してニューヨークにやって来たアンディ(アン・ハサウェイ)は、ファッションに疎いにもかかわらず、世界中の女性が憧れる一流ファッション誌『RUNWAY』のカリスマ編集長、ミランダ・プリーストリー(メリル・ストリープ)のアシスタントとして採用されます。しかし、そこはこれまで何人もの犠牲者を出してきた過酷なポジションでした。

業界のカリスマとして恐れられるミランダから、朝から晩まで絶え間なく下される理不尽でハイレベルな要求や、自身のファッションセンスに対する厳しい評価に直面し、アンディは努力とやる気だけでは通用しない世界であることを思い知らされます。

ミランダの要求に応えようとキャリアのために奔走する一方で、恋人(エイドリアン・グレニアー)の誕生日を祝えず友人たちとも疎遠になるなど、アンディの私生活は次第に破綻していくのですが――。

世界興収3億2600万ドルの"お仕事ムービー

本作の原作は、ローレン・ワイズバーガーが手がけた同名のベストセラー小説です。著者のワイズバーガーは、世界的なファッション誌『VOGUE(ヴォーグ)』で絶大な影響力を持つカリスマ編集長、アナ・ウィンターのアシスタントを実際に務めていた経歴の持ち主。それだけに、「劇中に登場する鬼編集長ミランダのモデルは、実在のアナ・ウィンターではないか」という噂が出版当時から広まり、大きな話題を呼びました。

メガホンを取ったのは、人気ドラマ『セックス・アンド・ザ・シティ』などでも知られるデビッド・フランケル監督。脚本はアライン・ブロッシュ・マッケンナが手がけています。

キャスト陣の豪華さも圧巻です。悪魔のようなカリスマ編集長ミランダを演じたメリル・ストリープは、大声で怒鳴るのではなく、眉の動きや用件だけを淡々と伝える抑えた演技で圧倒的な存在感を放ち、第64回ゴールデングローブ賞で最優秀主演女優賞(ミュージカル/コメディ部門)を受賞。

また、ドラマ『セックス・アンド・ザ・シティ』でフランケル監督とともに仕事をした衣装デザイナーのパトリシア・フィールドも、本作の衣装デザインで第79回アカデミー賞衣装デザイン賞にノミネートされています。

実は本作の衣装予算は10万ドルと決して潤沢ではありませんでしたが、パトリシアが各ブランドと長年にわたって築いてきた信頼関係により、実際にはその10倍もの価値に相当するハイブランドの服やジュエリーが集められたという、驚きのエピソードも残されています。

世界興行収入は3億2600万ドルを突破する大ヒットを記録。公開から約20年が経った現在もなお、“お仕事ムービーのバイブル”として世界中で愛されている一作です。

“自分らしく”生きるとは――

本作の見どころは、目も眩むようなファッションの華やかさと、誰もが共感できる“自分探し”のドラマが見事に融合している点にあります。

まず観客の心を掴むのは、ファッションに無頓着だった主人公アンディの華麗な変身シーン。衣装を担当したパトリシア・フィールドは、映画のために特別な衣装を仕立てるのではなく、実在する既製服をセンス良く組み合わせることで、登場人物それぞれの個性を際立たせました。

絶対的な権力を持つミランダには、ダナ・キャランなど流行に左右されない王道の高級感を。先輩エミリーには、ヴィヴィアン・ウエストウッドなど個性的で少し尖ったスタイルを。そしてアンディが纏うのは、かつて古い慣習から女性を解放した歴史を持つシャネルです。「自分はこうあるべき」という固定観念から解き放たれ、洗練された姿へと生まれ変わっていくアンディの心情と見事にリンクしており、観る者のオシャレ心を刺激します。

しかし本作は、煌びやかな世界で洗練されていくアンディを描く一方で、「自分の人生で本当に大切なものは何か」という普遍的な問いを突きつけます。仕事に没頭するあまり、恋人や友人たちとすれ違っていく——懸命に働く人なら、誰しも一度は覚えのある痛みではないでしょうか。

冷徹な業界の現実を目の当たりにしたアンディは、最後に自分自身の足で歩き出す決断を下します。理不尽な要求にも食らいつく“芯の強さ”と、自分を見失わない“しなやかさ”。その両方を胸に、アンディは新たな道を歩み始めます。この姿こそが、約20年にわたり"お仕事ムービーのバイブル"として愛され続けている理由でしょう。

「予告編が24時間で2億回再生」――約20年の時を経て、夢の続編がついに始動

公開以来、続編を望む声が絶えなかった本作ですが、ついに2026年5月1日、日米同時公開で続編『プラダを着た悪魔2』が劇場公開されることが決定し、「言葉が出てこない…」「ほんと生きてて良かった」「喜びで震えてる」「え、信じられない」「リアルに泣いてる」など大熱狂を巻き起こしました。

監督のデビッド・フランケル、脚本のアライン・ブロッシュ・マッケンナが続投し、メリル・ストリープ、アン・ハサウェイ、エミリー・ブラントスタンリー・トゥッチというメインキャストが同じ役柄で夢の再集結を果たしています。さらに、新キャストとしてケネス・ブラナールーシー・リュー、そしてレディー・ガガらの出演も決定。

続編では、印刷メディアの衰退によって資金難に直面するミランダが、高級ブランドの重役へと大出世を遂げたかつてのアシスタント・エミリーに広告出稿を依頼するところから物語が動き出します。そこに、別の道を歩んでいたアンディも再び加わり、新たなドラマが幕を開けるとのことです。

予告編が公開されると、24時間で2億2200万回という20世紀スタジオ史上最多の再生回数を記録

豪華な制作陣と世界を魅了したファッション、そして華やかな世界で働く女性たちの等身大の葛藤――その普遍的な物語で長きにわたり愛されてきた『プラダを着た悪魔』。

2026年の春、変わりゆく時代の中で彼女たちがどのような物語を紡ぐのか、期待は高まるばかりです。


※記事は執筆時点の情報です