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知られざる制作秘話… ナゼ “55 年目” の長寿アニメがいまも “あなたを癒す” のか?

  • 2025.4.30

老若男女問わず、長きにわたってお茶の間を楽しませるアニメ作品。今回は、そんな“史上最高”の長寿アニメ5選をセレクトしました。

本記事では第5弾として、アニメ『サザエさん』をご紹介します。

※本記事は、筆者個人の感想をもとに作品選定・制作された記事です
※一部、ストーリーや役柄に関するネタバレを含みます

フグ田家と磯野家が織りなす日常アニメ!“史上最高”の長寿アニメ『サザエさん』

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(C)SANKEI
  • 作品名:アニメ『サザエさん』
  • 放送期間:1969年10月5日~

あらすじ

長谷川町子さんの同名漫画を原作とした、フジテレビ系列で放送されているホームドラマを描いたアニメ。

サザエ(加藤みどり)マスオ(近石真介、増岡弘、田中秀幸)タラオ(貴家堂子、愛河里花子)からなるフグ田家と、波平(永井一郎、茶風林)フネ(麻生美代子、寺内よりえ)カツオ(大山のぶ代、高橋和枝、冨永みーな)ワカメ(山本嘉子、野村道子、津村まこと)からなる磯野家の明るく平穏な日常が描かれています。

 

アニメ『サザエさん』の秘話 ※ネタバレあり

アニメ『サザエさん』は1969年の放送開始以降、55年以上に渡ってフジテレビ系列の日曜18時30分から放送されている長寿アニメ。2024年に55周年を迎えた本作は、「最も長く放映されているテレビアニメ番組」として作品が保持するギネス世界記録を更新しています。

そんな『サザエさん』ですが、放送初期は人気アニメ『トムとジェリー』をモデルとしたギャグアニメの構成だったそうですが、「(トムとジェリーの)原作と違う」という批判の声が上がったのだとか。それを受け、より落ち着いた演出に作風を変更していき、徐々に現在に近いスタイルになったそうです。

『サザエさん』の魅力は、いつでもどんな人でも観られる安心感のある作風。1話7分程度の心地良いテンポで繰り広げられるほのぼのとした日常が、視聴者の心にも癒しと温かさを与えます。また、トレンドを取り入れたストーリーも魅力。1970年にはサザエさん一家が大阪万博に出かけたり、近年ではスマートフォンやSNSなどを利用するシーンがあるなど、時代と共に変わっていくサザエさん一家の姿も見どころです。

そんなサザエさん一家ですが、「サザエさん毎週録画してます!サザエさんは1番好きなアニメです」「僕は好きなアニメを聞かれたらサザエさんと答えます」と多くの方から今もなお愛されています。

知名度が高すぎて“サザエさん症候群”という言葉も?!アニメ『サザエさん』

アニメ『サザエさん』に関連して、“サザエさん症候群”という言葉が出回っているのをご存じですか?“サザエさん症候群”とは日曜の夜に放送されているため、月曜日が始まることに対する憂鬱を表現した言葉で、SNSでは「サザエさんの時間になると憂鬱になります」というコメントも。それだけ多くの方に親しまれていることが分かるエピソードですね!

まだアニメ『サザエさん』を観たことがない方、また本記事を読んでアニメ『サザエさん』に興味を持っていただけた方は、“日曜夜の代名詞”ともいえる国民的アニメをぜひ目撃してみてください!


ライター:天木拓海
映画・アニメ・ドラマなど、エンタメ作品を観ることを趣味としているライター。エンタメ関連のテーマを中心に、作品考察記事/コラム記事などを手掛ける。

※記事は執筆時点の情報です。