清水寺の10年間と今を紡いだドキュメンタリー映像が、特設サイトとYouTubeで公開
清水寺の10年間と今を紡いだドキュメンタリー映像「Kiyomizu - Cycle of Blessings」が、2024年清水寺・経堂での映像展示を経て、特設サイトとYouTubeにて2月3日(月)から公開中だ。
映像という手段を用いて清水寺の言葉を紡ぐ
清水寺は、北法相宗の立宗より今年で60年となる。
いつの時代も変わらぬ役割は、人々の安寧と世界平和を祈願し、その時を生きる人々のための心の拠りどころであるということ。
ドキュメンタリー映像「Kiyomizu - Cycle of Blessings」は、およそ10年間に渡りアーカイブしてきた映像素材を活用している。仏教や寺院が今を生きる人々にとってどのように役に立てるか、寄り添うことができるのかを改めて問い直し、今回は映像という手段を用いて言葉を紡いだ。
約20分間の映像には、アーカイブ映像と撮り下ろした風景などに加え、貫主・森清範氏、学芸員・坂井輝久氏、執事・大西英玄氏の3名のインタビューを収録。映像中の音楽を担当したのは、京都を拠点に国内外で活躍している音楽家・原摩利彦氏。そして尺八の演奏は、工藤煉山氏が担当している。
今を、未来を生きる“希望”を感じてほしい
また、清水寺では、2012年より写真や映像で清水寺の「今」を発信するプロジェクト「FEEL KIYOMIZUDERA」にも取り組んでいる。この映像に使用しているアーカイブ映像も、このプロジェクトの一環として記録してきたものだ。
国境や言語を超え、四季や行事、日々の光景を感じてもらうことで、ひとときでも安らいでほしい。清水寺が仏教に触れる入り口となればという思いから今日まで続けているといい、これからも今の時代に求められる仏教、寺院の在り方を模索し続けていくとしている。
この映像が完成した2024年には、経堂(重文)に大型スクリーンを設置し、二度の上映期間を設けた。上映期間中は、参詣に訪れた人が映像を鑑賞した。
2025年より、この映像をより多くの人に届けたいと考え、特設サイト「FEEL KIYOMIZUDERA」と、公式YouTubeで公開することとなった。映像を見て、清水寺との出会いに縁を感じ、小さくとも、今を、未来を生きる“希望”を感じてほしいという思いが込められている。
また、この映像を収録したBlu-rayとポストカード12枚のセットが、清水寺境内の授与所にて購入可能となっている。
この機会に、清水寺の10年間と今を紡いだドキュメンタリー映像「Kiyomizu - Cycle of Blessings」をチェックしてみては。
■ドキュメンタリー映像視聴
特設サイト「FEEL KIYOMIZUDERA」:https://feel.kiyomizudera.or.jp/project/1223
YouTube:https://youtu.be/ebdBXi99vDU
清水寺公式日本語サイト:https://www.kiyomizudera.or.jp
(江崎貴子)
ストレートプレス