1. トップ
  2. マンガ
  3. 【漫画】「このケーキ、私が並んで買ったの」毎週手ぶらで来て、私のケーキを自分の手柄にする義姉。自分の言葉で自滅

【漫画】「このケーキ、私が並んで買ったの」毎週手ぶらで来て、私のケーキを自分の手柄にする義姉。自分の言葉で自滅

  • 2026.10.24
【漫画】「このケーキ、私が並んで買ったの」毎週手ぶらで来て、私のケーキを自分の手柄にする義姉。自分の言葉で自滅

毎週手ぶらで来て、ケーキを食べて帰る義姉

義姉は箱に手を添え、自分が並んで買ったと言いました

「このケーキ、私が並んで買ったの。」

4月の日曜の昼、うちの居間で、義姉が義母にそう言いました。

食卓には、ピンクと白のしま模様の箱。

前から約束していた義母の訪問に合わせて、私がきのう道の向かいのケーキ屋さんで買った物です。

義母が『まあ、立派なケーキ。誰が買ってきたの?』と言うと、私より先に、義姉が箱に手を添えたのです。

義姉は、普段は毎週土曜の午後になるとやって来て、私の出す向かいの店のケーキを食べて帰るだけの人。

手土産は一度もありません。今週は義母が来ると聞いて、日曜の今日、いつものように手ぶらで義母より1時間早く来ていました。

居間の窓にはレースのカーテンをかけ、昼間も閉めています。

義姉は、今朝向かいの店で並んだと言いました

「今朝、そこの向かいのお店で。」

「お茶うけも出さない嫁なの。」

開店前から並んだのよ、と義姉は続けます。まるで自分がわざわざ買ってきたおかげで、義母にケーキを出せるのだと言わんばかりの態度でした。

言いかけた私に、義姉の声がかぶさりました

『あの、そのケーキは…』と言いかけた私に、義姉の声がかぶさりました。

「並んだのは私よ。口をはさまないで!」

義母にとって義姉は、昔から気の利く自慢の娘。遠くに住む義母は、義姉が毎週手ぶらで来ていることも知りません。

『あら、そうなの』と、義母の目が私に向きました。

ケーキの袋と一緒に、レシートも捨ててしまいました。

夫は急な出張で、きのうから留守です。

私が説明しようとしても、義姉は話を遮ってきます。

義母が先に耳を傾けるのは、いつも娘の義姉のほうでした。

私は食卓の端で、肩をすぼめるしかありませんでした。

義母の前で、私に口をはさませない義姉

義姉は、いちばん大きな一切れを取りました

私はケーキを切り分け、皿を食卓へ運びました。

「並んだ人から、先に選ぶものよ。」

義姉は、ほかよりひと回り大きな一切れの皿を、自分の前へ引き寄せます。

夫の姉に義母の前で恥をかかせまいと、毎週の手ぶらにも目をつぶってきました。

しかし、自分で買ったケーキを義姉の手柄にされたうえ、義母の前で悪く言われるのは納得できません。

笑ってやり過ごすのは、もうやめました。

カーテンを開けると、向かいの店のシャッターは下りていました

私は窓ぎわへ行き、レースのカーテンを開けました。

「今日は日曜。向かいは休みです。」

向かいのケーキ屋さんは、灰色のシャッターが下りたまま。

しま模様の日よけも、たたまれています。

あの店は日曜が定休日。だから私は、きのう買っておいたのです。

義母も体をひねって窓の外を見ました。義姉が普段やって来るのは土曜の午後ばかり。

日曜に店が休んでいることは、知らなかったようです。

「朝だけ、開いてたってば!」

義姉は、大きな一切れの皿を義母のほうへ押し出しました

「日曜は毎週、一日休みです。」

表の道を通る人なら、誰でも知っていることです。

義母は窓から目を戻し、義姉に本当に今朝買ったのかを確かめました。さらに、朝だけ営業していたというのなら、後日お店に確認すればわかるはずだと話しました。

すると、義姉は急に口数が少なくなりました。

さっきまでの勢いはなく、義母に買ったときの様子を尋ねられても、はっきり答えられません。

やがて、ケーキは私がきのう買った物で、今日も手ぶらで来たことを、義姉はかすれた声で認めました。

義母は何も言わず、義姉の前にある大きな一切れを見つめていました。

並んだ人から、と自分で取った一切れ。義姉はその皿の縁に指先をかけ、義母のほうへそっと押し出しました。その指先は、かすかに震えていました。


※本記事はフィクションです。物語の登場人物、団体、名称、および事件はすべて架空のものであり、実在のものとは一切関係ありません。

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

元記事で読む
の記事をもっとみる

注目コンテンツ