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「親友が大学デビューしちゃった」 髪を染め、メイクを覚え、変わってしまった友人…女2人の複雑な心理を描く【作者に聞く】

  • 2026.10.19
久しぶりに会う友達の態度に、少し寂しさを感じる。 画像提供:イララモモイ(@iroiro_kangae)
久しぶりに会う友達の態度に、少し寂しさを感じる。 画像提供:イララモモイ(@iroiro_kangae)

高校時代の友達と久しぶりに会えば、あの頃のようにバカ騒ぎできると思っていたのに、相手はすっかり大学デビューして別人のようになっていた——。 髪を染め、メイクを覚え、話題やカラオケの選曲まで変わってしまった友達を前に、戸惑いを隠せない。イララモモイ(@iroiro_kangae)さんが描く「大学デビューしちゃったおともだち」と「大学デビューで救われた」は、変わってしまった友達と、変わりたくて変わった友達、それぞれの視点から女同士の複雑な関係を描いた作品だ。

同じ再会でも、2人の受け止め方は正反対

高校時代の友達がメイクもばっちりで、すっかり垢抜けていた 画像提供:イララモモイ(@iroiro_kangae)
高校時代の友達がメイクもばっちりで、すっかり垢抜けていた 画像提供:イララモモイ(@iroiro_kangae)
変わっていない京子をどこか見下すように「変わってなくて安心するわぁ」というみゆ 画像提供:イララモモイ(@iroiro_kangae)
変わっていない京子をどこか見下すように「変わってなくて安心するわぁ」というみゆ 画像提供:イララモモイ(@iroiro_kangae)
おならをしてしまったという自虐ネタで、みゆを笑わせようと思ったのにつれないみゆ 画像提供:イララモモイ(@iroiro_kangae)
おならをしてしまったという自虐ネタで、みゆを笑わせようと思ったのにつれないみゆ 画像提供:イララモモイ(@iroiro_kangae)

物語の中心となるのは、高校時代からの友達であるみゆと京子。高校時代と変わらない京子から見た「変わってしまったみゆ」と、大学デビューを果たしたみゆから見た「変わらない京子」。2つのストーリーを通して、お互いが心の中で抱いていた本音が明らかになっていく。

どちらか一方が正しいとは言い切れない、それぞれの事情や感情が丁寧に描かれているのが本作の魅力だ。読者からも「どちらの心情も痛いほどわかる」と共感の声が集まった。

あの頃のように笑い合いたかった京子

高校時代、みゆとくだらないことで笑い合っていた京子。久しぶりの再会に、昔のようにはしゃげることを期待していた。しかし、大学に入ったみゆは髪を染め、メイクも覚え、すっかり大人っぽい雰囲気に変わっていた。

京子は、おならをしてしまった失敗談で笑わせようとするが、みゆの反応は「恥ずかしー」とそっけない。かつては何でも笑い合えたのに、今では同じノリが通じない。京子は少しずつ違和感を覚え始める。

さらに、みゆは好きでもなさそうなお酒をたしなむふりをしたり、カラオケで恋の歌を歌って涙を流したりと、どこか無理をしているようにも見えた。そんなみゆに、変われない自分を笑われているように感じ、京子は寂しさを募らせていく。

みゆが昔に戻りたくないのはナゼ?

一方のみゆは、京子に対して優越感を抱いていた。すっぴんでもかわいい京子に、ずっと憧れていたからだ。自分も変わりたいと願ったみゆは、京子とは違う大学に進み、メイクを覚え、新しい友達との付き合い方を身につけていった。

久しぶりに会った京子は、昔と変わらず、すっぴんでもかわいいままだった。そんな姿を目の当たりにしたみゆは、変わらない京子を見下す気持ちを抱く一方、自分が変わったことで得られた自信も感じていた。高校時代を懐かしく思うことはあっても、「戻りたいとは絶対に思わない」。京子とは正反対の思いを抱いていたのだ。

大学生活をきっかけに、自分自身や人間関係が変わった経験のある人もいるだろう。本作には「みゆ側の話を見ると、京子に会う時だけ性格が悪くなってる」「みゆは、息苦しかったんだ」など、登場人物それぞれの気持ちに寄り添うコメントが寄せられている。2つの物語を読み比べると、同じ出来事でも立場によって受け止め方が異なることが伝わってくる。

女友達の劣等感や複雑な心情を描く

イララモモイさんは以前、ウォーカープラスでも、どれだけ努力しても「かわいい」と言われない女性の劣等感を描いた「美人はいいね」が紹介された。容姿へのコンプレックスを軸にした友情物語も反響を呼んでいる。

現在は、漫画アプリ「サイコミ」で「付き合えなくていいのに」を連載中。女友達との間に生まれる嫉妬や劣等感、表には出しにくい本音など、人間関係の複雑さを描く作品が気になる人は、こちらもチェックしてみてほしい。

■画像提供:イララモモイ(@iroiro_kangae)

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