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『このすば』ならではの特殊なアフレコとは?声優・福島潤&雨宮天が『このすば』10年の歩みを振り返る

  • 2026.10.18
【写真・画像】カズマたちの10年の歩みを振り返ろう!爆裂魔法も体感できる『このすば』展レポート 1枚目
ABEMA TIMES

「『この素晴らしい世界に祝福を!』展~Cheerful~」が、東京・秋葉原UDX2階「AKIBA_SQUARE」にて現在開催中だ。2016年1月から放送されたアニメ『この素晴らしい世界に祝福を!』の10周年を記念したイベントで、カズマたちの歩んだ冒険の軌跡を体験型展示も交えつつ振り返ることができる内容だ。

【写真】『このすば』展の模様

開催に先駆けて実施されたゲスト記者会見では、カズマ役・福島潤とアクア役・雨宮天が登壇。10周年の歩みをそれぞれの目線で振り返っていった。

福島は登場すると「この10年間、うちのパーティーメンバーがいろいろやらかしてしまいまして、申し訳ありませんでした!」と挨拶、雨宮からは即座に「謝罪会見!?」とツッコミが繰り出される、『このすば』らしいツカミとなった。

改めて『このすば』のアニメが10周年を迎えたことについて聞かれると、福島は「あっという間の10年で、まだその数字にピンときていないですね。濃密で楽しかったので、まだ3年くらいの感覚です。それくらい一瞬のような10年間でした。最近はほかの現場のスタッフさんや新人の声優さんから、『このすば』が好きでしたというお話をもらえるようになってきて、そういう言葉を聞くと10年の重みを自覚するようになってきましたね」と振り返る。

雨宮は「アフレコが始まったらひたすら全力疾走で駆け抜けてきた感じで、気がついたら10年経っていました。ずっとアニメが続いていたわけではないので、「繋いできた」印象が強いですね。そう思うと10年という月日に感無量です」と語っていた。福島も10年間ゲームやイベントなどを通じてずっと身近に作品やキャラクターがあったとしみじみと述べていた。

10年間にあったイベントなどで印象的だったことに話題が及ぶと、福島は「カズマは初めての主役だったということもあって、さまざまな初めてを経験させてくれたんです」と前置きして、ラジオパーソナリティや映画の舞台挨拶の思い出について言及。その中でも『このすば』らしいぶっ飛んだイベントの思い出として、2019年に実施されたバスツアー「この素晴らしい旅に祝福を!~湯河原探索編~」を挙げる。

「僕と荒くれ者役の稲田(徹)さんの2人でやるという(笑)。男性ばかり集まると思いきや、嬉しいことに女性も多くて。一緒にみかん狩りをしたり足湯に入ったり。大きなイベントもあれば尖ったイベントもいろいろあって、面白かったですね」とまとめていた。

雨宮は2024年に行われたマクセル アクアパーク品川とのコラボイベント「このアクアパークに祝福を!」をあげて「水族館でイベントができると思っていなかったです。アクアが水の女神ということで行われたのですが、水つながりっていうその一点ですよね!? 『このすば』の音楽に合わせてイルカショーを見られるのが贅沢で覚えていますね」と語り、自らの「花鳥風月!」の掛け声でイルカがパフォーマンスした思い出を懐かしんでいた。

展示内容のイチオシとして、雨宮は異世界転生エリア、福島は各エリアの細やかな作り込みについて言及しつつ、自らが書き込みをした台本も展示されていることを挙げていた。

アニメーション制作エリアでは『このすば』のテストテイクとアドリブを聴けるエリアも用意されており、アフレコ時のこだわりについて聞かれた福島は「コメディなので、自分が目一杯楽しんでそれが誰かに伝わればいいということを主軸にしています。それで笑ってくれることはもちろん、(いい演技をして共演者が)悔しがってくれるようにカズマとして考えています」と語ると、雨宮も「確かに、いまのアドリブいい! といった感じで、キャスト同士で悔しがれる現場ですよね」と同調していた。

続けて雨宮は「(メインの会話の)裏でやっているようなアドリブは、最終的に映像になった時には全部が聴こえないこともわかっているのですが、事前にキャスト同士で相談しつつ出たとこ勝負で、キャラ同士の掛け合いになるようにやっていて。こうして聴いていただける機会があって、ちゃんとやっておいてよかったなと思いました(笑)」と振り返りつつ、テストテイクについても「実際の映像に使われる前提ではないので、力が抜けていることで、自由度が高い声の使い方や表現があって、テストならではの味があると思います」と述べていた。

会場では実際に本番とテストテイクを聴き比べることができるので、ファンは必聴だろう。さらに福島からは『このすば』ならではのアフレコの方法についても言及があった。「ほとんどのアニメではテストから本番を経て、本番だけを使用するのですが、『このすば』はテストを使うケースもあって。テストと言いながら本番を2回演じているようなものなんです。

テストは僕らが持ってきたままの芝居を120%出す場所、本番はそこからスタッフのみなさんと調整をして化学反応を生み出す場所で、いいところを合わせて実際のアニメができています。そういった録り方は信頼の証だと思いますし、エネルギーのぶつけ甲斐があって、ほかの(キャストの)演技に対して悔しがれる素敵な現場です」と語っていた。

最後にメッセージとして雨宮が「絵コンテをはじめとする制作資料も展示されていて、こんな風にアニメができていくのかということもわかりつつ、コーナーによっては胸が熱くなるところもある、充実の展示となっています。ぜひ思いっきり『このすば』の世界を楽しんでいただければと思います!」とコメント。

福島は「楽しみにしているみなさんの想像をはるかに超えています。自慢の展示会になっていますし、より『このすば』を好きになれて、10年間一緒に歩んできてくれたファンは泣けてくるような展示になっていると思います。ぜひ来ていただいて、笑って泣いて楽しんでください」とまとめてくれた。

会見のフォトセッションでは、初お披露目となるアクアの着ぐるみも登場。福島・雨宮とも笑顔で初対面していた。

『この素晴らしい世界に祝福を!』展~Cheerful~
会期:2026年10月12日(月・祝)~10月31日(土)
会場:秋葉原UDX2階「AKIBA_SQUARE」

取材・撮影・テキスト/kato
(C)2027 暁なつめ・三嶋くろね/KADOKAWA/このすば4製作委員会

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