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【甲子園口】20分かけて焼く「もっちもち生地が主役」の分厚いたい焼き「たい焼き 治兵衛」

  • 2026.10.10

<西宮発>こんにちは!リビング神戸・阪神間Web 地域特派員のNoaです☆

今回ご紹介するのは、JR甲子園口駅北口からすぐの場所にある「たい焼き 治兵衛(じへい)」さん。

いつものたい焼きとはちょっと違う、今まで食べたことのない「もっちり、ずっしり」なたい焼き。

いったい、どんな秘密が隠されているのでしょうか?店主さんにお話を伺ってきました。

祖父の思い出が「治兵衛」の原点

「治兵衛」という店名は、店主さんのお祖父さんの名前から。

小さい頃、お祖父さんがよく買ってきてくれたという、たい焼き。

今となっては、それがたい焼きだったのか大判焼きだったのか、記憶は少し曖昧だそうですが、その味は今でも覚えているのだとか。

そんな思い出を胸に、定年退職を数年後に控えた頃、「自分でたい焼きを焼いて、販売してみたい」と考えるようになった店主さん。

試作を重ね、2025年8月2日、定年退職を機に「たい焼き 治兵衛」をオープンしました。

出典:リビング神戸・阪神間Web

そして、もう一つ背中を押したのが、海外でたい焼きを焼くという夢。

友人が移住したスペインでは「ドラえもん」が人気で、どら焼きも親しまれていることから、「たい焼きも受け入れてもらえるのでは」と考えたそうです。

いつかスペインでもたい焼きを――。

そんな夢も胸に、まずは大好きな地元・西宮でお店をスタートしました。

立てたり逆立ちしたり!?「治兵衛」流たい焼きの焼き方

「治兵衛」のこだわりは「厚く焼く」こと。

薄皮タイプやクロワッサン生地のたい焼きはほかにもあるからこそ、「他とは違うものを」。

そして、生地そのものも楽しんでほしい。

そんな想いから生まれたのが、この分厚いたい焼き。

出典:リビング神戸・阪神間Web

生地をふっくら焼き上げるため、その都度、焼く分だけ生地を作っているんだそう。

それは時間が経った生地では、ふっくらと焼き上がらないから。

そして焼き上がるまでには、なんと最低20分かかるんですって。

実際に焼くところを見せていただきました。

出典:リビング神戸・阪神間Web

型に生地を流し込むと、ゆっくりと膨らんできます。

そこへ餡を乗せ、ふわっと合わせて、じっくり火を入れていきます。

火が強すぎると外側だけが焦げて、中が生焼けになってしまうため、火加減の見極めが難しいのだとか。

さらに、たい焼きを立てたり、逆立ちさせたりしながら、さまざまな方向から火を入れていきます
出典:リビング神戸・阪神間Web

逆立ちしているたい焼きたち、なんだかかわいくないですか?(笑)

たい焼き一つが焼き上がるまでに、こんなに手間がかかっているとは驚きです。

ずっしり!もっちもち!生地が主役のたい焼き

今回いただいたのは、一番人気の「十勝あずき」(250円)と、店主さんが「一度食べるとハマりますよ」とおすすめしてくださった「焼きいも餡」(250円)。

出典:リビング神戸・阪神間Web

まず手に持った瞬間、そのずっしりとした重さにびっくり。

そして、ひと口食べてみると、想像以上にもっちもち!

分厚い生地はしっかりと存在感があり、まさに「生地が主役」と言いたくなる味わいです。

外側や端の部分はカリッとしていて、もちもちとの食感の違いも楽しい♪

餡はどちらも甘すぎず、最後まで重たくならずにペロリと完食。

一つでも十分満足できる食べ応えでした。

「もっちり派」には、ぜひ一度味わってほしいたい焼きです♪

生地と餡のバランスも大切に

出典:リビング神戸・阪神間Web

分厚い生地だからこそ、餡とのバランスも大切にしているそうです。

餡が多ければいいというわけではなく、たっぷり入れすぎると甘さが強くなり、最後まで食べるのがしんどくなってしまうことも。

だからこそ、厚みのある生地と餡がちょうどよく楽しめるバランスを大切にしているそうです。

餡は「十勝あずき」「カスタードクリーム」「濃厚ミルク」「焼きいも餡」の定番4種類に期間限定の餡。

取材時は「キャラメルミルククラッシュミックスナッツ」が登場していました。

以前には「ずんだ餡×白玉」なども登場したそうで、期間限定から定番になる商品もあるのだとか。

訪れるたびに新しい味に出合えるかもしれないのもワクワクしますね♪

焼きたてを楽しむなら、待つ時間も楽しんで

出典:リビング神戸・阪神間Web

「できれば焼きたてを食べてほしい」と話す店主さん。

焼き置きは大量にせず、商品が少なくなってくると、その都度生地を練り、焼いているそうです。焼き上がりまで最低20分かかるため、タイミングによっては希望の味をすぐに用意できないことも。

そんな時は、店内のイートインスペースで、焼き上がりを待ちながらゆっくり過ごせるのもうれしいところです。

また、この分厚いたい焼きはお土産にも人気。

家族へのお土産や法事の際に購入した方から、「ほかでは見かけないたい焼きなので持って行った先で喜ばれた」と聞くこともあるそうです。

複数個購入する場合は、事前に電話予約がおすすめです。

出典:リビング神戸・阪神間Web

私もお土産に持ち帰り、お店で教えていただいた方法で温めてみました。

電子レンジで20秒ほど温めてから、トースターで表面をカリッと。

電子レンジにかけすぎると生地が固くなってしまうため、中を温める程度にするのがポイントだそうです。

実際に試してみると、お店でいただいた焼きたてとはまた違い、表面がよりサクッとして、これもおいしい!

お土産に持ち帰ったときにも、ひと手間で焼きたてとはまた違ったおいしさを楽しめますよ。

ちなみにたい焼きが主役のお店ですが、チュロスやアサイーボウル、ハイボール、おつまみなどもあり、店内でゆっくり過ごすこともできます。

たい焼きを買いに来たついでに、ちょっと一杯……なんて楽しみ方もできそうです。

出典:リビング神戸・阪神間Web

たい焼きをきっかけに、人と人がつながる

「治兵衛」さんのもう一つの魅力は、店主さんとお客さんとの距離の近さ。

仕事帰りのサラリーマン、近くの小学生、スーパー帰りの主婦の方など、さまざまな人が訪れ、店主さんに気軽に声をかけていきます。

店内に飾られているギターをきっかけに、こんなご縁も生まれました。

ある日、たい焼きを買いに来たお客さんから、

「自分もギターを弾きたくて何度も挑戦したけれど、なかなか弾けなかった」と聞いた店主さん。

「私でよければ、一緒にギターしましょうか?教えますよ」

そう声をかけたことをきっかけに、なんとギター教室が始まったそうです。

現在は、お店の休業日にギターを教えているのだとか。

たい焼きを買いに来たことがきっかけで、新しいことを始める。そんな素敵なご縁が生まれているのも、「治兵衛」さんならではなのかもしれません。

出典:リビング神戸・阪神間Web

将来はスペインでもたい焼きを――。

そんな夢を描く店主さんですが、今は甲子園口で出会う人たちとの時間を何より大切にしています。

「ここに来てくれる人がみんないい人なんです。この場所が大好きで」

そう笑顔で話してくださった店主さん。

祖父との思い出から始まった「治兵衛」のたい焼きが、今では地域の人たちが集まるきっかけになっています。

焼き上がりまで少し時間はかかりますが、だからこそ、じっくり待って味わいたい「治兵衛」のふっくらもちもちの分厚いたい焼き。

皆さんも甲子園口を訪れた際は、ぜひ「治兵衛」さんならではの、もっちもちの厚焼きたい焼きを味わってみてはいかがでしょうか♪

たい焼き 治兵衛
住所:兵庫県西宮市二見町4-17
電話番号:070-6495-0409
営業時間:11:00~19:30(土・日曜、祝のみ 11:00~19:00)
※売り切れ次第終了
定休日:水曜、第1・第3火曜
駐車場なし
URL:https://www.instagram.com/taiyaki_ghey/

※記事に掲載した内容は公開日時点または取材時の情報です。変更される場合がありますので、お出かけの際は公式サイト等で最新情報の確認をしてください

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