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わずか“3歳”でモデルの道へ、『花男』に出演した【カリスマモデル】一般男性と結婚→2児の母になった現在

  • 2026.10.25
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2017年5月、第10回ベストマザー賞の授賞式に出席した佐田真由美(C)SANKEI

18年前の2008年10月、佐田真由美が、4歳年上の一般男性と入籍したことを所属事務所からのFAXで発表した。

報じられたコメントは、短いものだった。その簡潔な文面の中に、彼女は「公私ともに頑張ってまいります」と記している。

結婚の報告でありながら、家庭の幸せだけに言葉を費やすのではなく、仕事への意志を同じ一文に並べてみせる。一見すると芸能人の結婚発表における決まり文句のようでありながら、そこには確固たるプロの矜持が滲んで見える。今後も仕事を続けていくと伝えられたことも、その姿勢を裏付けていた。

あの日、一枚のFAXに刻んだ言葉を、彼女はどのように抱きしめ、歩んできたのだろうか。

ドラマと映画とブランドが重なる中で

当時の佐田は、表現者としての仕事がいくつも重なる日々の渦中にいた。

前年には日本テレビ系のドラマ『働きマン』に、荒木雅美役でレギュラー出演している。佐田は2008年6月公開の映画『花より男子ファイナル』で藤堂静を演じ、同作は興行収入77億円を記録して、その年の邦画で2位に入った。

結婚を発表したその秋にも、出演映画2本の封切りが控えていた。曽利文彦監督・綾瀬はるか主演の『ICHI』と、鈴木おさむが脚本を書いたコメディ『ハンサム★スーツ』だ。

もちろん、仕事は芝居だけに留まらない。入籍の2年前には、自らプロデュースするジュエリーブランド「Enasoluna(エナソルーナ)」をスタートさせ、前年には東京・神宮前に旗艦店をオープンさせている。

ドラマと映画、そしてクリエイターとしての挑戦が重なり、キャリアの歯車が激しく、華々しく回転している最中に、結婚の報せは届いた。

新婚の秋に選んだ谷原のデートプラン

発表からわずか25日後の10月29日、東京・半蔵門で開かれた『ハンサム★スーツ』のイベント試写会に、佐田の姿があった。谷原章介、塚地武雅、北川景子、佐々木希、英勉監督と並んでの舞台挨拶だった。

この日行われたのは、男性陣が名前を伏せて考えたデートプランを女性陣が選ぶゲームだった。佐田が選んだのは谷原のプランで、コメディ映画を観たあと、相手の女性の家の近くに停めた車の中で告白するという、ロマンチックな筋書きだ。

ゲームには、女性陣から男性陣へのプレゼントとして、頬へのキスというサプライズまで用意されていた。知らされていなかった男性陣は大喜びし、会場には笑いが巻き起こった。

入籍から1か月も経たない時期でも、彼女は映画を届ける側のひとりとして、ゲームの輪の中にいた。

あのFAXに刻んだ「公」の責任を、彼女は手放してはいなかったように見える。

「毎日が嵐みたい」の先に掲げた55歳までの目標

2009年春に長女を、2010年秋には次女を出産し、佐田はふたりの娘の母となった。公式ブログに、これで我が家は4人家族、幸せなことだとつづった彼女だが、待っていたのは言うまでもなく、育児という名のリアルな嵐だった。

2017年5月、第10回ベストマザー賞(文化部門)を受賞した際、次女が小学校に入学したばかりの生活を、彼女は「毎日が嵐みたい」と振り返っている。子どもたちが学校に行っている間に、ようやく本格的に仕事へ戻れそうで、これからが仕事としての出発のような感覚だとも語っていた。

わずか3歳でモデルの世界に飛び込み、華やかな世界を生き抜いてきた佐田は、この仕事を、いつ仕事がなくなるか分からない職種だと話した。愛する娘たちに同じ道を勧めないのも、母としての切実な本音だろう。

39歳までモデルを続けられるとは思っていなかったと苦笑しながらも、佐田はベストマザー賞の壇上で「55歳まで頑張る」と目標を掲げた。

受賞のコメントでは、子育てには答えも終わりもないとし、支えてくれる家族やスタッフ、自身を産んでくれた母への感謝を伝えている。

仕事と家族が溶け合う今

そして2025年2月、佐田は3年もの構想期間を経て、初プロデュースとなるメイクブランド「THE FLOWER SHOP」を立ち上げた。

全17種をそろえたお披露目イベントで、彼女は、同じ時代を過ごしてきた人にも若い世代にも使いやすいラインアップだとして「親子で使ってもらえたら」と語り、イベント後のフォトセッションでは感極まって涙をこぼした。

9月には「Hair Empowerment Award 2025」のモデル部門を受賞した。48歳を迎えてもなお、39歳のときに掲げた55歳までという目標に向かって、彼女はモデルの仕事を続けている。

そんな彼女が2026年1月、自身のInstagramに投稿した写真がある。

そこに写っていたのは、成長した娘にアイラインを引いてもらう姿。仕上がりはとても気に入ったと添えられた日常のワンシーンは、見ているこちらの頬も思わず緩んでしまうほど温かい。

親子で使ってほしいと願って世に出したメイクと、娘の手によってメイクを施される母の顔。

かつては嵐のような毎日の中で両立させてきた「公」と「私」が、長い年月を経て、これ以上ないほど自然に、愛おしい形で重なり合っている。


※記事は執筆時点の情報です

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