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授業参観で見るべきこと4選 元教員が明かす『意外なポイント』とは「掲示物を見ると…」

  • 2026.9.24

「周りの子が次々と手を挙げるなか、我が子は一度も挙げなかった」

「先生が話しているのに、ボーッと窓の外を眺めているように見えた」

授業参観でそんな我が子の様子を目にすると、「授業についていけていないのかな」「家でもっと積極的になるよう言わなきゃ」と不安や焦りを感じてしまいますよね。

ですが、実は授業中に子供が手を挙げないこと自体は、決して珍しくはありません。

本記事では、元小学校教員の筆者が、手を挙げない子供の授業中の様子や、授業参観で本当に見てほしいポイント、帰宅後にかけたい一言について解説します。

※写真はイメージ

手を挙げない子は、授業に参加していない?

文部科学省の中央教育審議会は、『児童生徒の学習評価の在り方について(報告)』の中で、子供の学ぶ姿勢をどう評価するかを示しています。

そこで重視されているのは、挙手の回数といった形の上の行動ではなく、粘り強く学ぼうとしているかどうかです。

筆者も小学校で教員をしていましたが、授業参観で一度も手を挙げなかったAさんのことを、今でもよく覚えています。

授業が終わった後にノートをのぞくと、端のほうに小さな字でびっしりとメモが書かれていました。「Bさん:○○」「でも〜だと思う」と、まるで議事録のようです。

最後の振り返りにAさんが書いた意見は、クラスの何人もの発言を踏まえて、いろいろな視点から考えたことが伝わる素晴らしい内容でした。発言の回数だけを見ていたら、Aさんの頭の中で起きていたことに気づけなかったと思います。

※写真はイメージ

授業参観で本当に見てほしい4つのポイント

授業参観には、子供たちの普段の様子や学校の教育活動を保護者に知ってもらい、保護者と先生が交流するきっかけをつくる狙いがあります。

注目してほしいポイントは、主に4つです。

ポイント1.先生の話や指示を聞く姿

先生が指示を出した時にすぐ動けているか、話している人のほうを向いているかを見てみてください。

先生が話し始めると自然に耳を傾けられているなら、先生との間に一定の関係性が築かれ、話を聞く習慣が身についていることがうかがえます。クラス全体が落ち着いて話を聞けているかも、学級の雰囲気を見るポイントです。

ポイント2.友達の発表や隣の子への反応

友達が発表している時の表情も、見逃せないポイントです。うなずきながら聞いていたり、隣の子との話し合いで自分の意見を伝えていたりする姿は、手を挙げていなくても授業に参加している証拠といえます。

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ポイント3.机まわりや、教室全体の使われ方

子供の机やお道具箱、教室全体に目を向けてみてください。

・床にゴミが落ちていないか。

・共有の棚が乱れていないか。

・掲示物が大切に扱われているか。

こうしたところには、子供たちが普段どのように教室で過ごしているかが表れます。

教室がきれいに使われていれば、子供たちが気持ちよく、落ち着いて生活できるような学級づくりが日頃から行われていることがうかがえます。

ポイント4.先生と子供たちの関わり方

子供がうまく答えられなかった時や困っている時に、先生がどのように関わっているかを見てみてください。

・発言を最後まで聞いているか。

・考えのよいところを認めているか。

・困っている子にさりげなく声をかけているか。

こうした場面を見ると、子供たちが間違いを怖がらずに発言できるか、困った時に先生を頼れる雰囲気があるかが見えてきます。

先生からの声かけだけでなく、子供たちのほうから気軽に質問したり話しかけたりしているかも見てみましょう。

学校の案内で認められている場合は、ほかのクラスの授業ものぞいてみてください。

話の聞き方や掲示物、先生の声かけなどに共通する部分があれば、学年や学校で大切にしている指導の方針が見えてくることもあります。

参観日は子供も緊張している!

授業参観が終わった翌週、朝の会の雑談で「授業参観、どうだった?」と聞いてみたことがあります。すると、あちこちの席から「緊張したー!」と声が上がって、教室が笑いに包まれました。

当日はやたらと姿勢を正して座り、後ろからの視線を意識しているのが伝わってくる子もいます。

いつもは元気に手を挙げる子が、たくさんの保護者が後ろに立った途端にカチコチになって、いつもの調子を出せないことも珍しくありません。

手が挙がらなかった我が子も、そんな1人かもしれません。

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帰宅後、子供にかけたい一言

そうは言っても、「せっかく見に行ったんだから、一度くらい手を挙げる姿が見たかったな…」と思うのが親心ですよね。

ですが、帰宅後に「今日、発言しなかったね」と伝えるのはおすすめできません。子供によっては、「頑張っていたのに、認めてもらえなかった」と受け取ってしまうことがあるからです。

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それよりも、授業参観で見つけた姿を具体的な言葉にして伝えてみてください。

「先生の話、最後までしっかり聞いていたね」

「友達が発表をしている時、うなずいていたね」

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こうした一言があれば、「ちゃんと見てもらえていたんだ」と、子供も感じられるはずです。

授業参観は、手を挙げたかどうかではなく、我が子なりの『小さな頑張り』を発見する日。帰宅後はぜひ、見つけた素敵なところを伝えてあげてくださいね。

[文/川田幸寛 構成/grapeライフハック編集部]

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