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球が曲がらないのはどっち?方向性がアップするポイントは「右ツマ先」にあり

  • 2026.10.14

多くの海外コーチのメソッドを現地で直接指導を受けて学んできた吉田洋一郎がその概要をアマチュアにもわかりやすく解説。

今回は、セベ・バレステロスなど往年の名選手を指導してきた名伯楽でツアーコーチの先駆者的存在ともいえるジミー・バラッドのメソッドを紹介する。

”腕と体の同調”を重視した方向安定性の高いスイング

球が曲がらないのはどっち?方向性がアップするポイントは「右ツマ先」にあり
「セベも指導し一世を風靡した大御所コーチのスイング論」

腕の使いすぎを抑えボディターンで方向性を高める

ジミー・バラッドは御年80近い大ベテランですが、かつてはかのセベ・バレステロスなどのアドバイザーとして多くの選手を指導した名伯楽です。指導者としては、デビッド・レッドベターが台頭する以前の第一人者的な存在といえるでしょう。

バラッドは「コネクション・スイング」と呼ばれ、腕と体の関係を崩さずにスイングする方向性重視のメソッドを推奨しています。飛ばし屋ゆえに曲げることも多かったセベだからこそ、方向性アップを求めて彼に師事したのでしょう。

具体的には、上体と腕の角度を崩さずにスイングすることがポイント。つねに胸の前に空間を確保したまま体を回し、いわゆるボディターンを目指します。

アマチュアにとっても球が曲がらず弾道が安定する効果が期待でき、スコアアップに貢献しやすいメソッドといえます。

【メソッドの肝1】上体と腕の関係を崩さずにスイング

球が曲がらないのはどっち?方向性がアップするポイントは「右ツマ先」にあり
胸と腕の角度を保ってスイング!

アドレス時の肩と左腕の角度をキープして、胸の中心を軸に上体をしっかり回すことで腕と体の関係を保つ。バックスイング時に左腕で胸の前の空間を潰さないようにするのがポイント。

両肩と左腕でできる「L字」の角度を崩さずにバックスイング。手の動きを抑え、上体をしっかり回す。

胸の前の空間が潰れるとクラブがインサイドに上がりやすいので、アップライトに上げる。

【メソッドの肝2】右足ツマ先を正面に向けて「コイル」を促進

球が曲がらないのはどっち?方向性がアップするポイントは「右ツマ先」にあり
フォローを回転しやすくするため、左ツマ先は少しオープンでOK

バックスイングは手先に頼らず体をしっかり回し、十分な捻転を生みたい。そのため右ツマ先を開かず真正面に向けて構えることで右サイドのカベをつくり、体重をしっかりと受け止める。

右サイドのストッパーがないと上下の捻転差が作れず、体全体が流れてしまうので注意。

【メソッドの肝3】グリップエンドがおへそを向くようにクラブをリリース

クラブの動きは抑えすぎず、インパクト後は自然にリリースしていくことが大事。フォローでクラブが時計の文字盤の4~5時くらいを指す位置では、グリップエンドがおへそを指すのが目安だ。

方向性を意識しすぎてヘッドや手元を「真っすぐ」出そうとしすぎるとリリースできない。

いかがでしたか。吉田コーチの解説をぜひ参考にしてください!

解説・レッスン=吉田洋一郎
●よしだ・ひろいちろう/1978年生まれ、北海道出身。スイング研究に強い情熱を燃やし、海外で直接有名コーチのメソッドを学び知識を広げる。日本ゴルフスイング研究所主宰。

ジミー・バラッド
1960~70年代を中心にセベ・バレステロスやロッコ・メディエートらのアドバイザーとして活躍し、一世を風靡。いまだ現役のベテラン指導者。

セベ・バレステロス
1957年生まれ、スペイン出身。抜群の飛距離とテクニックを備えたレジェンドでメジャー5勝、欧州ツアー50勝。2011年、脳腫瘍で54歳で他界。

構成=鈴木康介
写真=中野義昌、Getty Images
協力=取手桜が丘ゴルフクラブ

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