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主人公「行き遅れたくない」と打算で結婚→見知らぬ土地でレス夫への不満から年下青年に堕ちていくまで

  • 2026.9.22
レス夫への不満から不倫相手を美化していく妻 画像提供:(C)ただっち/KADOKAWA
レス夫への不満から不倫相手を美化していく妻 画像提供:(C)ただっち/KADOKAWA

シルバーウィークはお家でのんびり漫画三昧?本稿では2026年上半期にバズった漫画を紹介。

「行き遅れたくない」と打算的な理由で結婚を決めたハル。しかし夫の転勤で大阪へ移り住むと、夫婦の溝は深まっていった。結婚3年目でレス状態は1年以上続き、孤独を募らせるハルに対し、夫は「自分ありきで考えるな、自分の世界を見つけろ」と突き放す。現状を変えようと働きに出たパート先で、彼女は夫と正反対の優しさを持つ年下の大学院生と出会うのだった。

人間の弱さと正当化する心理

第1話「新生活」01 画像提供:(C)ただっち/KADOKAWA
第1話「新生活」01 画像提供:(C)ただっち/KADOKAWA
第1話「新生活」02 画像提供:(C)ただっち/KADOKAWA
第1話「新生活」02 画像提供:(C)ただっち/KADOKAWA
第1話「新生活」03 画像提供:(C)ただっち/KADOKAWA
第1話「新生活」03 画像提供:(C)ただっち/KADOKAWA
第1話「新生活」04 画像提供:(C)ただっち/KADOKAWA
第1話「新生活」04 画像提供:(C)ただっち/KADOKAWA

漫画家のただっちさん(@tadatsuchi5555)が描く『夫がいても誰かを好きになっていいですか?』は、不満を抱く主婦が別の男性へ惹かれていく心の揺らぎをリアルに切り取った話題作だ。本作は編集者からの執筆依頼からスタートしたが、ただっちさん自身「人間が一人の相手だけを永遠に愛し続けるのは本能的に難しいのではないか」という疑問を抱えていたという。決して不倫行為を肯定したいわけではなく、いけないとわかっていても一歩踏み出してしまう人間の弱さや、葛藤のなかで己を正当化する身勝手な言い訳など、泥臭く人間らしい部分を表現したかったと語る。

作中では、不倫相手を美化し、逆に夫の欠点ばかりが目につき嫌悪感が増していくハルの心理が丁寧に描写される。嫌われたくないという保身から既婚者であることを隠し続ける彼女の弱さも、読者の感情を大きく揺さぶる。

読者の感想は強い嫌悪から共感まで真っ二つに分かれるという。ただっちさんは、読む人の立場や経験によって受け取り方が大きく変わる点こそが本作のおもしろさであり、ほかのレビューも含めて楽しんでほしいと呼びかけている。同シリーズの新刊や連載中の『木曜日の妻たち』とあわせてチェックしてみてほしい。

取材協力:ただっち(@tadatsuchi5555)

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