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夫「冷蔵庫にあるもので適当に作れるでしょ」高熱の妻に丸投げの夫→自分がダウンした日に返された一言で態度が一変

  • 2026.9.21
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夕方のキッチン。私はふらふらの身体ででお玉で鍋をかき混ぜていた。
体温は39.0℃だというのに、背後からはスマホを片手に持った夫の声がする。「冷蔵庫にあるもので適当に作れるでしょ」。——その一言が、ずっと胸に刺さったままだった。

「適当に作って」で終わり?

結婚して数年、私たちは共働き。
忙しさはお互いさまのはずなのに、家事は気づけば私がほぼ全て請け負っていた。
「外食は飽きるし」「レトルトは味気ない」——夫は“食べたい”とは言うのに、“作る”ことは絶対にしない。

ある夜、私が高熱で寝込んだときも、夫はテレビをつけたまま言った。「冷蔵庫に何かあるだろ。それで作ればいいよ」。
目の前がチカチカし、鍋とまな板にしがみついてしまいそうなほど体調が悪かった。夫は「ありがとう」と言ったけれど、その軽さが余計に冷たく感じた。

「簡単でいいから♪」と言ってくる夫

体調が戻ってから、やんわり伝えたこともある。「つらいときは作れない日もあるよ」と。
でも返ってくるのは「簡単でいいから」「麺類くらいサッと作れるよね」。
“簡単”って、誰にとって? 買い出し、洗い物、片づけまで入った“簡単”、私だけしかしてない作業なのに——。

私は喧嘩をする代わりに、夫の口癖を心に刻んでいった。「冷蔵庫のもので」「適当に」「簡単でいい」。——いざというとき、そのまま返そう、と。

夫が発熱「スポーツドリンク買ってきて…」

その時は突然やって来た。平日の夜、珍しく夫がぐったりしながら帰宅。
体温は38.8℃。顔は赤く、目はとろんとしている。「スポーツドリンク買ってきて…あと何か食べたい」

私は深呼吸して、目を見た。ここが私の転機だ。
「冷蔵庫にあるもので適当に作れるでしょ」
夫の手が止まった。テレビの音だけが目立って聞こえるように思えた。

私「冷蔵庫のものでどうぞ」

「え、いや、今日は無理…」
私は静かに続けた。「『簡単でいいから』って、あなた言ってたよ。簡単でいいからって」

枕元にはスポーツドリンクと体温計、解熱剤。最低限は用意した。感染も怖い。今日は別部屋で休もう、とだけ伝える。
「何かあったら連絡して。デリバリーのアプリ、ここにあるよ」
淡々と告げ、私はキッチンの電気を落とした。

夫「同じこと言われるとは」

しばらくして、キッチンからガサゴソ音。
冷蔵庫の野菜室が開く。卵、ネギ、残りご飯。夫は鍋とにらめっこしていた。
「水、どのくらい…?」小さく漏れる声。——私、毎晩この“どのくらい”を測ってるよ。

夜中に、私はメッセージを受け取った。「ごめん。お粥、うまくできなかった。明日、病院行く」
この文の中に、夫の絶望を感じた。

翌朝、夫は診断書を手に戻ってきた。インフルエンザ。私が置いたマスクとゴミ袋はそのまま使われている。
夫は台所の鍋を見てため息をついた。「同じ言葉が返ってくるとは思わなかった。…だいぶ落ち込んだ」

逆転の瞬間と、約束

私は責めなかった。ただ、事実だけを述べた。「39℃でご飯作った日、怖かったよ。火も、包丁も。あの『適当に』の一言、すごく冷たいと思った」
夫はうなずいた。「俺、簡単っていう便利な言葉に逃げてたんだね」

そこで決めた。体調不良の日は“作らない”。食事はデリバリーかレトルト、買い出しはできるほうがする。
ついでに週末は夫がキッチン担当。レシピアプリを共有して、作る前に材料と手順を確認すること。

その後、我が家の新ルール

最初の土曜、夫は緊張しながらも鶏の照り焼きを作った。火加減を何度も確かめ、皿を洗い、コンロを拭く。
「これ、全部で一食なんだね」——やっと、同じ景色が見えたのだと思った。

それから「適当に」という言葉は、家から消えた。
代わりに「今日はこれでいこう」「しんどい?じゃあ頼もう」のやり取りが増えた。
私は熱が出たら、ちゃんと寝る。夫もまた、黙ってレシピアプリを開く。

静かな夜。肩の力が抜けていくのを感じる。
“簡単”は魔法じゃない。二人で分けたとき、やっと“簡単”になるのだと、今なら胸を張って言える。

さいごに

同じ言葉を返されて、やっと気づく無神経さもありますね。
弱っている相手に「簡単でいいから」は、たしかに冷たく響きます。体調不良の日のルールがあれば、心も体も少し楽に。
あなたなら、どんな線引きを作りますか?

※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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