1. トップ
  2. マンガ
  3. ボスママ「私を通さない親は情報ゼロにする」→ボスママを静かに無視したら…1か月後に起きた大逆転

ボスママ「私を通さない親は情報ゼロにする」→ボスママを静かに無視したら…1か月後に起きた大逆転

  • 2026.9.18
SHUFUFU

子どもが小学3年生になった春、地域のサッカー少年団に入団した。楽しそうに練習へ通う息子の顔を見ながら、私もじきに「あの人」の存在を知ることになる。

「私が許可した親だけグループに入れる」

保護者会の仕切り役は、入団歴8年を誇る40代のSさんだった。

子どもの在籍期間が一番長く、顧問の先生とも顔なじみ。「少年団のことは全部私が把握してる」というのが口癖で、試合日程や練習変更の連絡はすべてSさんのグループ経由で流れてくる仕組みになっていた。

問題は、そのグループへの参加がSさんの"承認制"だったことだ。

「うちの連絡グループは、ちゃんと動いてくれる親だけに限定してるの。入りたければ私に声をかけてね」

入団した当初、先輩ママにこっそり教えてもらったときは、正直ピンとこなかった。でもすぐに分かった。——気に入らない親は、そもそも入れてもらえないのだと。

試合の日時を「知らなかった」では済まない

入団から2か月ほどで、私はグループに招待してもらえていないことに気づいた。

練習が終わるたびに他の保護者が一斉にスマホを確認しているのに、私のところには何も届かない。試合の日程も、集合場所も、ユニフォームの洗濯当番も、すべて「口伝て」か、気づいた別の保護者が教えてくれるかのどちらかだった。

ある週末、私は集合時刻を1時間勘違いしたまま息子を連れて行き、すでに試合が始まったあとのグラウンドに立った。

息子がベンチで肩を落とす姿を見て、胃がきゅっと縮んだ。

「Sさん、次回から連絡グループに入れてもらえませんか」と声をかけると、彼女はにこりと笑って言った。

「みんな最初は大変よね。でも、グループはちゃんと貢献できる人だけなの。まず当番を積極的にやってみて?」

貢献——。私はすでに毎週の送迎も、月2回の当番も欠かさずやっていた。でも何を言っても「まだ足りない」と返ってくる気がして、その場では黙って頭を下げた。

「静かに抜けよう」と話し合った夜

同じ目に遭っていたのは私だけじゃなかった。

グループ外に置かれていた保護者は、私を含めて4人。全員が入団1〜2年目の"新参"だった。ある練習日の帰り道、4人でたまたま立ち話になり、お互いの状況を初めて正直に話した。

「試合日程を毎回個別に聞きに行くのが苦痛で」「子どもに申し訳なくて」「でもSさんに逆らうと余計こじれそうで」

全員の気持ちが重なった。

そして誰かが言った。「私たち、自分たちで連絡し合えばよくない?」

——そうか、Sさんの輪の中に入れてもらわなくていい。自分たちで情報を共有すればいいだけの話だ。

私たちは4人のグループを自分たちで作り、試合日程は顧問の先生に直接確認することにした。Sさんへの抗議も、直談判も、何もしなかった。ただ静かに、彼女の輪から離れただけだった。

「私がいないと何も動かない」が、本当になった

しばらくして、Sさんの側で異変が起きた。

私たち4人が彼女のグループから外れたことで、雑務の担い手が一気に減った。Sさんが仕切っていた当番表の作成、保護者会費の集金、遠征時の弁当手配——それらを実質的に動かしていたのは、彼女に従う親たちではなく、「貢献を証明しようと必死だった新参の私たち」だったのだ。

Sさんは「私がいないと何も動かない」と常々言っていた。でも実態は逆だった。

当番表が締め切りを過ぎても完成しない。集金が合わない。遠征の手配が直前まで白紙のまま——。顧問の先生が「何かありましたか」と保護者全体に確認を取ったのは、私たちが離れてから約1か月後のことだった。

先生への説明の場で、Sさんが独断でグループへの参加を管理していたこと、情報を選別して流していたことが自然と明らかになった。顧問の先生が「今後の連絡は自分から全員に一斉送信します」と宣言したとき、Sさんは何も言えなかった。

少年団に、ようやく普通の空気が戻ってきた

それ以降、保護者への連絡は顧問の先生から直接届くようになった。

試合日程も当番も、全員が同じタイミングで同じ情報を受け取る。それだけのことが、どれだけ気持ちを楽にしてくれるか——当たり前のことが当たり前になっただけなのに、グラウンドの空気がずいぶん軽く感じた。

Sさんは以前のように場を仕切ることはなくなり、他の保護者と同じ一参加者として来るようになった。特に謝罪もなかったし、私たちも何かを追及したわけじゃない。

息子は今日もボールを追いかけている。私はそれをフラットな気持ちで見ていられる。それだけで、十分だと思っている。

さいごに

声を荒げず、ただ静かに離れるという選択が、結果として一番の答えになったお話でした。子どもの活動なのに、親の人間関係で消耗してしまう——そんな経験、あなたにもありませんか?

※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

元記事で読む
の記事をもっとみる

注目コンテンツ