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「あっちのソファー席、空いてますよね?」ランチ中に席を変えた客。だが、移動後の様子に思わず唖然

  • 2026.9.20

ソファー席で脱がれた靴

社会人2年目の春、私は昼休みにひとりでランチの店に入りました。

窓際の席で日替わりのパスタを待っていると、40代くらいに見える女性が入ってきました。

店員さんが入り口に近いテーブル席へ案内すると、女性は店の奥を見て足を止めました。

「すみません。あっちのソファー席、空いてますよね?そっちじゃだめですか?」

「確認しますので、少々お待ちください」

店員さんがそう答えると、女性は少し不満そうな表情を浮かべます。

「空いてるなら、あそこでいいんですけど」

店員さんはすぐに席を確認し、女性を奥のソファー席へ案内しました。

ところが、女性は座るとパンプスを脱ぎ、そのままソファーの座面に足を上げました。

料理が運ばれてきても姿勢は変わりません。片膝を立てたままスマートフォンを見ながら、食事を始めました。

私の席から少し離れていましたが、顔を上げるとどうしても目に入ります。近くに座っていた人も、何度か女性のほうを見ていました。

店員さんが3度伝えたこと

しばらくすると、水のポットを持った若い店員さんが女性の席のそばを通りました。

足元に気づいた店員さんは一度足を止め、女性のそばへ近づきました。

「お客様、恐れ入ります。ソファーに足を上げるのはご遠慮いただけますか」

女性は店員さんをちらりと見ましたが、すぐにスマートフォンへ目を戻しました。足も下ろしません。

店員さんは少し困ったような表情を見せましたが、声を荒らげることはありませんでした。

「すみません。靴を履いていただけますでしょうか」

すると女性はようやく顔を上げました。

「今、食べてるんですけど」

店員さんは一瞬言葉を止め、それでも落ち着いた声で答えました。

「お食事中に申し訳ありません。ただ、ほかのお客様もお使いになる席ですので、お願いいたします」

3度目にそう言われると、女性は周囲をちらりと見回しました。

何人かの視線に気づいたのか、少し間を置いてから足を下ろします。

「…わかりました」

パンプスを履き直す女性に、店員さんは「ありがとうございます」と小さく頭を下げ、その場を離れました。

女性はその後は何も言わずに食事を終え、会計を済ませて店を出ていきました。

店員さんは女性が帰ったあと、ソファーの座面を丁寧に拭いていました。

強い口調で注意するわけでも、周囲に聞こえるように責めるわけでもありません。それでも、相手が応じるまで必要なことを静かに伝えていました。

私は昼休みを終えて店を出ながら、言いにくいことほど、感情的にならずに伝えるのは難しいものだと感じました。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた20代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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