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冷房後のエアコン手入れ6つ 内部洗浄スプレーはNG

  • 2026.9.18

朝晩が涼しくなり、冷房を使う日も少なくなってきました。夏のあいだフル稼働したエアコンは、内部に湿気やほこりがたまっています。暖房シーズンまでに済ませておきたい手入れを6つにまとめました。「自分で内部までスプレーで洗う」は、火災につながるおそれがあるNGです。

冷房シーズンが終わったら、次の6つを済ませておきましょう。図にまとめたので、順番にチェックしてみてください。

出典 weboo.link

1. 内部クリーンや送風で中を乾かす

冷房や除湿の運転中、エアコンの内部では空気が冷やされて結露が起きています。湿ったまま止めてしまうと、カビやにおいの原因になります。
冷房の使い納めの日は、「内部クリーン」などの乾燥機能か、送風運転で内部を乾かしてから止めましょう。乾燥にかかる時間や運転のしかたはメーカーや機種によって違うので、取扱説明書の方法に従います。冷房を使う季節は、この乾燥を毎回の習慣にしておくと安心です。

2. フィルターのほこりを取る

お手入れの前には、運転を止めて電源プラグを抜く(または取扱説明書の手順で電源を切る)のが基本です。
フィルターにほこりがたまると、効きが悪くなり、電気代もかさみます。自動お掃除機能のない機種では、2週間に1回程度の掃除が目安とされています。
フィルターを外して、ほこりを掃除機で吸い取ります。汚れがひどいときは水洗いし、日陰でしっかり乾かしてから戻しましょう。夏の間に掃除できていなかった場合は、しまう前のこのタイミングで一度きれいにしておくと、暖房の使い始めが快適です。

3. 内部を市販のスプレーで洗わない

吹き出し口の奥のカビやほこりが気になって、市販の洗浄スプレーで内部を洗いたくなることがあります。でも、これは火災につながるおそれがあるNGです。
洗浄液がエアコン内部の電気部品や配線の端子にかかると、そこにほこりや水分がついて電気の通り道ができ、異常に発熱して火が出ることがあります(トラッキング現象)。
NITEによると、2015〜2019年度の5年間に起きたエアコンの事故263件のうち、火災は244件。そのうち、誤った内部洗浄による火災が20件ありました。NITEは、消費者が自分で内部を洗浄することはすすめないとしています。消毒用アルコールや次亜塩素酸ナトリウムなどで内部を拭くのも、発火や破損のおそれがあるのでやめましょう。
内部の汚れが気になるときは、購入した販売店やメーカーのサービス窓口、専門の業者に相談します。取扱説明書に書かれたフィルターや前面パネルなどのお手入れは、この「内部洗浄」には当たりません。

出典 www.nite.go.jp

4. 電源プラグとコンセントのほこりを取る

エアコンのコンセントは高い位置にあることが多く、ほこりがたまっていても気づきにくい場所です。プラグとコンセントのすき間にたまったほこりが湿気を吸うと、トラッキング現象で火が出ることがあります。
東京消防庁によると、令和6年に電気コードなどが原因で起きた住宅火災は488件ありました。しまう前に、プラグを抜いて乾いた布でほこりを拭き取りましょう。プラグが変色・変形していたり、コンセントがゆるかったりする場合は、販売店や電気工事店に相談します。エアコンは延長コードを使わず、専用のコンセントにつなぐのが基本です。

5. 室外機のまわりを片付ける

ベランダの室外機のまわりは、物置き場になりがちです。
NITEに報告された2021〜2025年度のエアコンの事故は345件。調査が終わった252件のうち、約6割にあたる152件は、外部からの延焼など製品が原因ではない事故でした。周りの環境や使い方に注意すれば防げた事例もあるとされています。
室外機の上や前後に、水の入ったペットボトル(日光が集まって火が出ることがある)、段ボール、新聞や雑誌、ごみなどを置いていないか確かめましょう。

6. しばらく使わないならリモコンの電池を抜く

暖房にエアコンを使わない家庭では、次のシーズンまで長く使わないことになります。その場合は、リモコンの電池を抜いておくと、電池の液漏れを防げます。
長く使わないときは電源プラグを抜くことをすすめている取扱説明書もありますが、機種によっては、すぐに暖まる機能を使うために冬の間はプラグを差したままにしておく必要があるものもあります。プラグを抜くかどうかは、取扱説明書で確認しましょう。

暖房を使い始める前にも一度チェック

冬にエアコンで暖房をする家庭は、本格的に寒くなる前に一度暖房運転をしてみると安心です。温風が出るか、運転ランプが点滅していないか、いつもと違う音やにおいがしないかを確かめておきます。あわせて、手持ちのエアコンがリコールの対象になっていないかも、消費者庁のリコール情報サイトで調べておきましょう。

まとめ:乾かす・掃除する・内部洗浄はプロに

冷房シーズンが終わったエアコンは、まず内部を乾かし、フィルターのほこりを取るのが基本です。プラグとコンセントのほこり、室外機のまわりも、火災を防ぐためにあわせて確認しておきましょう。
内部のカビや汚れが気になっても、市販のスプレーで自分で洗うのは避け、販売店やメーカー、専門の業者に相談を。ひと手間かけておけば、暖房の季節も気持ちよく使い始められます。

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