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【北九州市小倉北区】東筑軒と北九大生のコラボ!九州初デジタルデトックスカフェがオープン

  • 2026.9.18

こんにちは。リビングふくおか・北九州Web地域特派員のもんちゃんです。

暑い日が続いていましたが、秋の気配を少しずつ感じるようになりました。ようやく外へ出かけやすい季節の到来ですね。 そこで、ちょっとした外出にもぴったりなカフェがオープンしたので、取材に行ってきました! 初日に行われた「包括的地域連携協定締結式」の様子とともに紹介します。

出典:リビングふくおか・北九州Web

JR日豊本線城野駅から直結の連絡通路を渡ってすぐの「メディプラ城野」1階にあるので、アクセスは抜群!

東筑軒と北九州市立大学の学生が挑む “学びのカフェ”

2026年9月7日にグランドオープンしたのは「TCK café(ティーシーケーカフェ)」。JR折尾駅の名物弁当「かしわめし」を製造・販売する「東筑軒」と「公立大学法人北九州市立大学 地域創生学群・内田ゼミ」とのコラボレーションにより、コンセプトやメニュー開発など実際の店舗運営をゼロから学生たちが行っているカフェなんです。

グランドオープン当日は、地域創生の推進を目的とした「包括的地域連携協定」が締結されました。

出典:リビングふくおか・北九州Web

左から、株式会社東筑軒 代表取締役社長・山内裕太さん、公立大学法人北九州市立大学 学長・柳井雅人さん

「包括的地域連携協定」とは、地方自治体と民間企業・大学などが幅広い分野で長期的・継続的に協力し、地域課題の解決や地域活性化を目指すための仕組みのことです。2026年1月から同大学ひびきのキャンパスの食堂で東筑軒の「かしわめし」やうどんが提供され、そのお礼に伺った際に山内社長から「学生とコラボして何か運営ができないだろうか」という打診があり、ゼミの地域活動の一環として今回の締結に至ったとのこと。

出典:リビングふくおか・北九州Web

山内社長は「商品や店内のレイアウトも含めて全て学生の意見を聞いて、価格についても議論を重ねてきました。この時代にスマホが使えないとなるとなかなか攻めたコンセプトかなと思うんですが、失敗するような大胆な思考がないと大成功もないというところで、僕からのお題は500失敗してくださいと言ったのと、誰も考えないようなコンセプトを出してほしいとお願いしました。最初に100ぐらい提案いただいたんですけれども、そこから絞り込んでこの “デジタルデトックス” のカフェを作ることになりました」とコンセプトについてや、「レシピについても何回も議論を重ねて、NGを出したりしました。やはりお客様からお金をいただくということは趣味の世界で終わらせるわけにはいきませんから、納得のいく味に仕上がるまで商品化はしないということを徹底しました。学生たちが作るということで、作りやすいレシピというか、いつでも誰が作っても同じ味になるようにマニュアルから作り上げていって、学生たちと共有しました」と商品づくりの過程などについて。

また、柳井学長は「約5ヶ月間にわたって準備を行い、本日のグランドオープンとなりました。今回のカフェオープンの意義というのは、やはり学生にとって本当に素晴らしい生きた教科書になるということです。これを通じて学生が成長するだけではなく、北九州市立大学がさらにプレゼンスを向上させていくというところにかなり期待しております。今後はさまざまな展開も考えております。ぜひこのカフェを拠点として、地域、そして市民の皆様に北九州市の良いところをお伝えしていければと思っております。ぜひ温かく見守っていただきたい」と挨拶されていました。

内田ゼミ36名の学生たちが、一つの会社のようにリアルな経営に挑戦しているのがこのカフェの大きな特徴です。自分にとって何が得意で、何が強みなのかを、このカフェでしっかり経験し学んでいくことで、将来の就職活動に活かしてほしいと話されていました。

出典:リビングふくおか・北九州Web

「包括的地域連携協定締結式」の最後に集合写真

コンセプトは九州初の “デジタルデトックス”

出典:リビングふくおか・北九州Web

カフェの入り口の看板にもあるように、店内ではスマートフォンなどの電子機器は使用できません。入店の際に、電子機器類はロッカーへ預けるシステムとなっています。もちろん、自分で持ったままの入店もOKだそうですが、電子機器を使用しているところが見つかると、スタッフに注意されるそうですよ。

出典:リビングふくおか・北九州Web

入店するとすぐにロッカーが! ここでスマートフォンを預けます

出典:リビングふくおか・北九州Web

緑も多く、自然を意識した店内

出典:リビングふくおか・北九州Web

窓際の席にはかわいい「クラゲテーブル」

店内は天井が高く、窓にもカーテン等はついていないので、明るく開放感のある空間となっています。ゆったり過ごせる “自然” をテーマに、靴を脱いで上がる波をイメージしたスペースや、砂浜・海を思わせる床に、森のような緑あふれるテーブル席など、一つ一つにこだわりを感じました。センターには島をイメージした大きな木を囲んだ丸いテーブルもあります。 内装も自分たちで考えたという広報マーケティング部の中谷さんに話を聞きました。

出典:リビングふくおか・北九州Web

広報マーケティング部部長の中谷巴音(はのん)さん(4年生)

「このカフェのコンセプトを決めるにあたり、本当に100くらい意見を出し合いました。いろんな種類のコンセプトの中で、学生という立場からのインパクトが欲しいということをお互いに思っていたので、九州初となる “完全デジタルデトックスカフェ” ということになりました」

自分たちで調べてみたところ、“完全デジタルデトックスカフェ” としている店舗は全国でも1店舗しかなかったそうで、他にはないお店にしたいということもあり、九州初となるコンセプトにしたのだそう。

これまでの準備期間について聞いてみると、「店内のレイアウトを担当させていただいたんですけど、自分が考えたものがこうして形になるのがすごく楽しかったです。メニュー表も全部手書きで、私が書いたんですよ。“ウェルカムブック” にはコンセプトなどを載せているんですが、こういったものを作るのもデザインするのも好きなので、自分の好きなことを最大限に活かすことができて、さらにそれを形にできるのことがとても楽しかったです」と中谷さん。

出典:リビングふくおか・北九州Web

手書きのメニュー表とウェルカムブックは愛情がこもっているのを感じます。ウェルカムブックの後半には、お客さんが自由に書けるページもありますよ

「大変だったのは、やっぱり自分の好きだけを貫けないということ。自分のしたいことや好きなことだけをしていては、経営としては成り立たないので。現実と理想のギャップに大変さを感じたんですけど、理想にいかにどれだけ近づけるかを東筑軒の方々が一緒に考えてくださったり、このゼミのみんなと一緒に考えて全てこだわり抜けたので、そこはすごく良かったと思っています」と話してくれました。

暇さえあればついスマホを見てしまいがちな現代で、“デジタルデトックス” はかなりハードルが高そうですが、その分さまざまなところを工夫したんだそうです。本棚を設けていたり、自由に遊べるボードゲームやカードゲームが置かれていたりと、スマホが無い状態でいかに楽しめるかということを大事に考えられています。

出典:リビングふくおか・北九州Web

“デジタルデトックス” を通して、五感で感じる懐かしいアナログな体験ができるカフェを目指して取り組んだとのこと。

リーズナブルで多彩なカフェメニュー

カフェと言えば、気になるのはメニューですよね。ちゃんぽん麺を使ったパスタやボリュームのあるホットサンド、スイーツやドリンクも充実しています。どのメニューも本格的ながら、値段は1000円以下とリーズナブル。「やままる窯」のかわいい器にも注目です。

出典:リビングふくおか・北九州Web

「きのこのちゃるぼなーら」580円

出典:リビングふくおか・北九州Web

「木の実の濃厚ショコラテリーヌ」430円と「菊芋ウェルカムティー」

メニュー開発はもちろん、接客や調理なども学生たちが行っています。

出典:リビングふくおか・北九州Web

店内で業務を行う頼もしい学生たち

おすすめのメニューを聞いたところ、「この『海のとまちーリゾット』です!シーフード、トマト、チーズが入ったリゾットに、ナス、ブラックペッパーがのっています。見た目も楽しめるメニューになっています」と商品部部長の高倉さん。

出典:リビングふくおか・北九州Web

「海のとまちーリゾット」580円

フードメニューは他にも「彩り野菜のちゃぽりたん」や「常緑ちゃるべーぜ」などちょっと変わったネーミングのものも。学生が運営するカフェということで “学生らしさや面白さ” を取り入れたくて、普通のパスタ麺ではなくちゃんぽん麺で作ったのだそう。家庭では出せない味を提供したいという思いで、ちゃんぽん麺を採用したと教えてくれました。

コーヒーもこだわっていて、用意されているのが「ナポリ豆」「ハーモニー豆」「RAオーガニックコロンビア豆」の3種類。さらに、店内ではミル体験をすることができます。レジ横に用意されている手動のミルを使って、自分で豆を挽くことができるんです。「デジタルデトックスのカフェだからこそ、ミル体験のガリガリっていう音や香りとか、五感を使って楽しんでいただきたいという思いから、コーヒー豆も3つ用意したというところがこだわりポイントです」と高倉さん。

出典:リビングふくおか・北九州Web

商品部部長の高倉未琴さん(4年生)

今後は、多くの方が利用しやすいように、オムライスやカレーライスなど日本人が好きなお米を使った商品の開発にも挑戦してみたいとのこと。

最後は社長にインタビュー!

出典:リビングふくおか・北九州Web

社長の田渕創大さん(3年生)

「社員のいいところを引き出しながら、モチベーションの管理をすること。みんなに仕事を振り分けたり、大きな決断をすることが僕の仕事です。僕たちが一番伝えたいこと、大切にしていることが、このカフェのコンセプトです。今は携帯などのデジタルが当たり前のような毎日になっていますが、その一方で、目の前の人との時間や自然を感じる時間、何もしないで心を休める時間はおろそかになっている…。いったん携帯を置いて、デジタルから離れて、気付けていなかった自分の想いや価値観、大切な人の笑顔や声に改めて向き合って、現代人が忘れている豊かでどこか懐かしいアナログな体験をお届けしたい。これが全てですね」と取材の間も終始明るくみんなを盛り上げてくれていた田渕さん。

「ここに来たらいつも落ち着くな~と思ってもらえる空間にしたい」と語ってくれました。

学生のみなさんがとても活き活きとしていたので、私も元気をもらえたような気がします。少しだけデジタルな日常を離れ、人とふれあえる温かいカフェで、心を休めてみてください。

出典:リビングふくおか・北九州Web

自慢のメニューと笑顔で出迎えてくれますよ♪ 左から高倉さん、商品部の古道真麻(こどうまあさ)さん(4年生)

TCK caféでは、9月11日から東筑軒の「小さなかしわめし」(500円)も販売しています! 

TCK café
北九州市小倉北区片野新町3-1-1
営業時間 7:00~19:00
店休日 木曜日
Instagram https://www.instagram.com/___tck.offline/

※記事に掲載した内容は公開日時点または取材時の情報です。変更される場合がありますので、お出かけの際は公式サイト等で最新情報の確認をしてください

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