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エンジニアから俳優へ。タイのプーウィンがロエベのブランド アンバサダーに

  • 2026.9.17

タイの俳優で歌手のプーウィンが、スペインのラグジュアリーブランド、ロエベのブランド アンバサダーに就任した。ジャック・マッコローとラザロ・ヘルナンデスがクリエイティブ ディレクションを担う新体制のロエベで、最も新しいアンバサダーとなる。(フロントロウ編集部)

《Me and Thee》でアジア中にファンを広げた2003年生まれ

プーウィンは2003年、バンコク生まれ。GMMTVに所属し、ドラマ《Fish upon the Sky(原題)》の主演で広く知られるようになった。その後も出演作を重ね、GMMTVの近年のヒット作《Me and Thee/ミー・アンド・ティー》でアジア全域にファンを獲得。いま最も注目を集める俳優のひとりに数えられている。

経歴で目を引くのは、もともとエンジニアとしての教育を受けていたことだ。そこから俳優、歌手、ソングライターへと活動を広げ、そのひとつひとつを新しい創作の場として捉えてきた。ロエベが彼に見たのも、この尽きない好奇心だった。

手仕事を選び続けるブランドに惹かれて

プーウィンは、ロエベに惹かれる理由として職人の仕事を挙げる。「ロエベについて最も素晴らしいと思うのは、真のクラフトのために貢献していることです。めまぐるしく変化するファッションの世界でも、ロエベは今なお手仕事でものをつくることを選び、歴史と現代的な視点のバランスを大切にしています」と語り、作品ごとに職人が注ぐ時間の長さを感じるほど、自分の仕事にもより厳密に向き合いたくなるという。

迎える側のマッコローとヘルナンデスも、プーウィンの表現の幅を評価する。「私たちがプーウィンに強く惹かれたのは、彼がさまざまな表現手段をとても自然に行き来している点です」とコメントし、演技にも音楽にも偽りなく向き合う姿勢は、自分たちが創作に取り入れようとしているものでもあると明かした。

1846年創業、世界で2番目に古いラグジュアリーブランド

ロエベは1846年にスペインで創立され、世界で2番目に歴史のあるラグジュアリーファッションブランドとされる。2025年からはマッコローとヘルナンデスのデュオがクリエイティブ ディレクションを担当。知的で遊び心のあるファッション、スペインのいきいきとしたライフスタイル、そしてレザーの専門性という、ブランドの核となる感性をもとに新しい章を歩み始めている。エンジニアから表現者へと領域を越えてきたプーウィンの起用は、クラフトと革新を掛け合わせる今のロエベを映す人選といえそうだ。

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