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「まだ彼氏いないの?」街で再会した元カレの言葉→共通の友人の話で私の気持ちは晴れました

  • 2026.9.16
ハウコレ

連絡先を聞かれて、私は短く答えてその場を離れました。数日後、共通の友人がお茶の席で教えてくれたのは、彼が話していた近況とは少し違う話でした。

駅ビルの花屋の前で選んでいた小さな花束を、2年ぶりの声に取り落としそうになりました。

2年ぶりの再会は、花屋の前でした

振り向くと、2年前に別れた元カレが立っていました。付き合っていたのは1年ほどで、会うのはいつも彼の職場の近くでした。行きたいと言った店はそのうちにと流され、最後に別れを切り出したのも彼です。「今は仕事に集中したい」と言われて、私はそれ以上は引き止めませんでした。言い争いにはならず、それきり連絡は取っていません。花屋に寄る習慣も、あのころの私にはありませんでした。彼は勤め先の名前が入った封筒を小脇に抱え、ネクタイを緩めていました。近況を2つ3つ交わしたあと、彼はこちらの左手のあたりに目をやって言いました。「まだ彼氏いないの?」

答えを待たずに続いた自慢話

私が答えずにいると、彼は続けました。「俺は今、任されてる案件が多くてさ」「彼女には放ったらかしって怒られてる」。以前は仕事の愚痴もこぼす人でしたが、その日は自分の話だけが並びました。私は花束を持ち替えて、「そう、忙しいのはいいことだね」とだけ返しました。彼は最後に「連絡先、まだ同じ?」と聞いてきました。番号は変えていたので、「変えたよ」と答え、私はエスカレーターへ向かいました。

共通の友人が教えてくれた近況

それから数日が過ぎ、学生時代からの友人とお茶をしたときに、あの再会の話をしました。友人はカップを置いて言いました。「あの人、先月別れたばっかりだよ」「去年転職したらしくてね、まだ慣れないって言ってた」。任されている案件が多いという話とも、怒られているという話とも、噛み合いません。私の前では順調に見せようとしていたのだと思いました。あの口ぶりは、自分の足元を見られたくない人のものだったのだと思いました。彼の近況を聞き、あの場で答えを急がなくてよかったと思いました。

そして...

友人には言いませんでしたが、店を出たあとの足取りは軽くなっていました。あの日の花は自分のために買ったもので、今も台所の窓辺には別の花が挿してあります。買い足すたびに選ぶ色が変わっていくのが、私の今の楽しみです。

(20代女性・事務職)

本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。

(ハウコレ編集部)

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