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オランダとベルギーで1位。アデラのデビュー作が10カ国でTOP10

  • 2026.9.14

アデラの「Ain’t In LA」がSpotifyのグローバル・チャートで7位まで上がったのは、先週のことだった。今度は曲ではなくアルバムのほうに数字が出た。9月4日に発売されたデビュー・アルバム『PRIMA』(読み:プリマ)が、世界10カ国のアルバム・チャートでTOP10入りを果たしている。(フロントロウ編集部)

1位はオランダとベルギー、全英は2位

内訳はこうだ。オランダとベルギーで1位。UKとオーストリアで2位、アイルランドとスイスで5位、ドイツとオーストラリアで6位、ニュージーランドとフィンランドで7位。ヨーロッパとオセアニアを中心に、10カ国で上位に食い込んだ。

なかでもUKのメイン・アルバム・チャートは、デビュー・アルバムでいきなりの初登場2位。世界有数の音楽市場で、22歳のスロバキア出身シンガー・ソングライターが最初の一枚から上位に入った格好だ。

ストリーミングでも反響は続いている。新規リリース作品を対象とするSpotify「Top Albums Debut」では、「Top Albums Debut Global」と「Top Albums Debut USA」の双方で1位を獲得。収録曲「Ain’t In LA」は米Billboardの「Billboard Hot 100」に85位で初登場したあと、最新のチャートでは57位まで順位を上げた。アデラにとって初のHot 100チャートイン曲が、まだ上を目指している。

「ポップ界のプリマ・バレリーナになることを目指していて」

アルバム名の『PRIMA』について、アデラはこう説明している。

「「PRIMA」には「最初」という意味があって、デビュー作にはまさにぴったりなものです。プリマ・バレリーナと言えば、そのバレエ団のトップ、つまり最高のバレリーナのこと。バレエ界では親しみを込めて使われる言葉でもあります。私はポップ界のプリマ・バレリーナになることを目指していて、これはその夢を叶えるための第一歩なのです」

言葉遊びではない。彼女は11歳でバレエのプロの道に進み、14歳でウィーンやロンドンの名門アカデミーへ渡った経歴を持つ。そこから音楽への情熱を抑えきれずにバレエを離れ、2020年にロサンゼルスへ移住。のちにKATSEYEを輩出したオーディション『The Debut: Dream Academy』に挑んで脱落した、という回り道もしている。

作品そのものについては、「このアルバムは、22歳の女の子そのものの音が鳴るアルバムにしたいと思いました」と語る。「この年齢だと、「すごく深い子だね」と言われるか、「面白くて何も真剣に考えていない子だね」と言われるか。その両方を表現したかったんです。ハードさとソフトさ、脆さとすべてを貫く覚悟、マスキュリンなビートとフェミニンなエネルギーを混ぜ合わせて」

ツアーは発売から数分で完売した

『PRIMA』はディラン・ブレイディとブレイク・スラットキンがエグゼクティブ・プロデュースを手がけ、「KGB」「Red Bottoms」「Ain’t In LA」など全11曲を収録する。発売と同時に公開された「Nicole Kidman」のミュージック・ビデオには、ニコール・キッドマンの『アイズ ワイド シャット』『ムーラン・ルージュ』『記憶の棘』『ベイビーガール』へのオマージュが散りばめられている。

ライブの動きも早い。9月9日には自身初のヘッドライン・ツアー「The Red Bottoms Tour」が開幕した。チケットは発売から数分で完売し、デトロイト、トロント、ニューヨーク、ナッシュヴィル、アトランタ、シアトル、ロサンゼルス、メキシコなどを巡る。2027年にはダブリン、ロンドン、ベルリン、プラハ、オスロ、ワルシャワなどを回るヨーロッパ/UKツアーが控えており、こちらもすでに完売している。

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