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息子がサッカー選手を目指してから、私は真下の部屋の音がずっと気がかりでした

  • 2026.9.12
ハウコレ

管理会社から音についての書面が届き、私は息子が体を動かす場所を決めてマットを買いました。それでも響いているのではないかという心配は、敷いたあとも消えませんでした。

走らないでと言い続けた家の中で

住んでいるのは3階で、真下の部屋から音について相談があったと、管理会社の書面に書かれていました。息子は小学2年生で、ある時「サッカー選手になりたい」と言い出し、家の中でも走るようになりました。走らないでと言い、また走れば同じことを言う。その繰り返しでした。

書面が届くまで、私は自分の家の音がどこまで届いているのかを考えたことがありませんでした。息子は注意されると謝りましたが、そのたびに私の顔を確かめていました。

マットを買った本当の理由

次の休みにマットを買い、息子の部屋の床へ敷きました。走る代わりに、この上でできることをしようと話すと、息子はそこで体を動かすようになりました。

回数を数えながら練習する息子を見ていると、家の中を走り回っていたころよりは落ち着いています。ただ、マットを敷いたところで、下にいる方に音が届いていないと言い切れる根拠は何もありません。厚みが足りているのか、床を伝う音まで防げているのか、私には分からないままでした。

エレベーターで一緒になった日

真下の方と会う機会があったら、まず謝ろうと決めていました。実際にエレベーターで一緒になった日、息子が先に「こんにちは」と元気よく声をかけ、私は「いつも、ご迷惑をおかけしています」と頭を下げました。

予定になかったのは、そのあと息子が自分から「毎日100回筋トレやってます」と言ったことです。肩に手を置いただけで、聞かれてもいないのに、本人はうれしそうに回数を伝えていました。

「この子、サッカーの選手になりたいそうで」

私が続けて説明したのは、音の理由を知っていただいたほうが、こちらの様子も伝えやすいと思ったからです。その上で、一番聞きたかったことを口にしました。

「マットは敷いているんですけど、下まで届いていませんか」

返ってきたのは「聞こえません」という答えです。

そして...

その場では安心しましたが、部屋へ戻ってからも気持ちは晴れませんでした。息子が100回という数を口にしたあとで、本当に何も届いていないのか、確かめきれていないからです。あの方が気を遣って言ってくださったのではないかと思います。

マットを敷いたから終わり、というわけでもありません。今も息子が練習を始める前には、マットの端がずれていないか確かめています。次にエレベーターで会えたら、サッカーの話より先に、まだ音が届いていないか聞いてみるつもりです。

(30代女性・パート)

本記事は、読者アンケートに寄せられた実体験をもとにした本人視点の記事を参考に、相手側の心情を想定して制作しています。実際の相手本人への取材ではなく、編集部による解釈を含みます。

(ハウコレ編集部)

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