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【40代からのiDeCo実録】「所得控除」に惹かれて月2万円。何を買う? 株初心者がAIに聞いてみた

  • 2026.9.10

40代からiDeCoを始めるのは遅い? 存在は知っていたものの、なんとなくスルーしてきたiDeCoを、40歳をこえてついに始めました。きっかけはニクヨさんへの取材。そして一番心を動かされたのが「掛金が全額所得控除になる」ということでした。月2万円で、実際いくら税金が軽くなる? 何を買えばいい? ChatGPTとGeminiに4日間相談しながら決めた、私のiDeCo実録です。


iDeCoを始めました。

ずいぶん前から存在は知っていましたし、「老後のためにやっておいたほうがいいらしい」ということも、ぼんやりとはわかっていました。でも、制度の説明を読めば、確定拠出だの言葉がいちいち難しい。NISAなら「投資して、増えた利益に税金がかからない」。うん、わかります。

一方、iDeCo。
……よくわからない。

そんな感じで何年も放置していました。
ところが先日、GLOW本誌の企画でニクヨさんに出演してもらう機会があり、担当編集から取材したお金の話をあれこれ聞いているうちに、「そういえば私、iDeCoやってないな」と急に気になり始めました。そして改めて調べてみたところ、私の心を一気につかんだ言葉があります。

「掛金が全額、所得控除になる」

老後資金より、まずそこ!? 我ながらそう思いますが、そこでした。

40代をこえてiDeCoを始めた理由。「控除」の偉大さを知ってしまった

ひと昔前なら「所得控除」と言われても「???」で終わっていました。それが、ふるさと納税を経験してから、「控除って、すごい」と知ってしまった私。この二文字には俄然反応します。

iDeCoも、掛金の全額が所得控除の対象。簡単にいえば、税金を計算する所得から、iDeCoに掛けた分を差し引けるということです。私なら月2万円、年間24万円。その24万円を差し引いた所得をもとに、所得税や住民税が計算されます。

iDeCoに月2万円。実際いくら節税できる?

では、実際いくら得するのでしょう。月2万円、年間24万円をiDeCoに掛けた場合、所得税率20%の人なら、住民税と合わせて年間約7万2000円、払う税金が減ります。つまり、その分だけ手元に残るお金が増えるということ。

仮に40歳から60歳まで20年間続ければ、7万2000円×20年=144万円。もちろん所得や税率が変われば金額も変わりますが、見過ごせない金額です。所得税率33%なら、年間約10万3200円の負担軽減になります。

さらに運用益も非課税。原則60歳まで引き出せないという制約はありますが、40代をこえた今、60歳はもう遠すぎる未来でもありません。どうせ老後まで取っておくなら、税制優遇のある場所で育ててみようと思いました。

iDeCoで何を買う? 株ド素人、AIに聞いてみました

iDeCoをやる。そこまでは決まりました。問題は、で、何を買う?

株に関しては、ド素人です。そこでチャッピーことChatGPTに、まず「私にいくつか質問をして、その答えをもとにiDeCoの戦略を立てて」とお願いしました。
そこからチャッピーと2日間、電車の移動など隙間時間に「なぜこれ?」「下がるとしたら?」「ほかの選択肢は?」と壁打ち。さらにGeminiにも同じ相談をして2日間。ChatGPTの案をGeminiにぶつけ、Geminiの意見をまたChatGPTへ。
AI同士でセカンドオピニオン。 気づけば4日間、あれこれ相談していました。

AIに「正解」を聞くより、自分の答えが見えてきました

これが、思いのほか面白い作業でした。AIが「正解」を教えてくれるのではなく、「ほかには?」「リスクは?」と壁打ちを繰り返すうちに、自分がどこまでリスクを取れるのかが見えてきたのです。

iDeCoは老後資金。大勝ちよりも、大負けしないことを優先したい。そこで、第一優先は安定重視、でも少しは攻めたい。リスクヘッジも入れたいと……自分なりの「このくらいなら夜ぐっすり眠れる」という手堅めのポートフォリオに落ち着きました。

そして、ここは忘れないようにしたいところ。AIはあくまでアドバイス役。最終的に決めるのは自分です。 AIに運用を任せるのではなく、AIとの対話を通して自分の考えを整理する。4日間の壁打ちで得た一番の収穫は、そこだったかもしれません。

月2万円まで、と思ったら。12月から制度が変わります

私の場合、勤務先の企業年金制度との関係で、現在のiDeCo上限は月2万円です。

ただし、2026年12月から制度が変わり、会社員は企業年金とiDeCoを合わせて月6万2000円が上限に。「じゃあiDeCoに6万2000円入れられる!」というわけではなく、勤務先の企業年金の掛金などを差し引いた分がiDeCoの上限になります。
私も12月になったら再確認。今より増やせるようなら、増額も検討したいと思っています。

40歳をこえて、まさか「所得控除」にときめくとは

40歳をこえて、まさか「所得控除」という言葉に心惹かれる日が来るとは思いませんでした。でも、お金のことは「もっと早くやっておけばよかった」と思い始めるとキリがありません。NISAも、株も、ふるさと納税もそうでした。

10年前に知っていたら。20代からやっていたら……。色々頭をよぎりますが、いや、もう仕方ない。10年前には戻れません。
だったら、今日がいちばん若い。
というわけで、40歳をこえてからのiDeCoデビューです。これが吉と出るかはまだわかりません。でも、ニクヨさんの取材で「へえ、そうなんだ」と聞いて終わらず、実際にひとつ動けたことは、なかなかよかったと思っています。

さて、月2万円。
60歳になるころ、いくらになっているでしょう。

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